何年も算命学を勉強しているのに、未だに守護神法が上手に使いこなせない・・・
そういう人が多いですよね?
最大の原因は正しい「守護神観取法」を教えている人が少ない、良い本もない、それに尽きると思われます。
算命学占いの守護神法というのはもともと中国の八字(日本では四柱推命と呼ばれていますが)から拝借してきたものです。
八字では用神法といいますが、算命学の調候守護神法は中国八字の古書「窮通宝鑑」を手本にしています。
ただし、誤解してはいけないことがあって、守護神=用神ではないんです、本来は。
八字では日干と月支との関係においてまず用神に着目し、そこから喜神、忌神を選定していくわけです。
ところが算命学の世界ではどうもこの用神と喜神を混同してしまっている人が多い、用神イコール喜神だとは限らないにもかかわらず、そこのところをひっくるめて全て守護神なんだと誤解している人が多いんです。
その為に日干と月支の守護神表に出ているものがそのまま全て守護神として有効だと信じ込んでいる。。。
それ、全く違います!
正しい捉え方は、守護神表に出ている十干に着目し、それを命式中の日干と月支を取り巻くその他の十干・十二支(年干・月干・年支・日支)とのバランスを考慮に入れながら、喜ぶ神(有難い十干)や忌む神(有難くない十干)を選定していくのです。
日干と月支の関係120パターンを知っておけば簡単に使える、というものでは全くありません。
八字における「用神に着目しつつ喜神を選定する」というプロセスを端折って、それらを混同して算命学の守護神法だと勘違いしている人があまりにも多いので敢えて書いた次第です。
なお、算命学宗家・高尾義政先生の著された原典算命学大系・第七巻に収録されている「方位守護神法」に関しては、用神がそのまま喜神として用いられるように初めから作られています。実践鑑定においては実に使い勝手の良い技術ではありますが、実際に使っている人ってどれくらいいるのでしょうか?
というわけで算命学の正しい「守護神観取法」をしっかり学ばれたい方は、是非『万象算命創楽院』へお問い合わせください。
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