温泉の話

 

 色々と多忙に過ごしており、このブログは書かずにおりました。それに殆ど読まれることのない不人気なブログなので、頭を捻って書いても仕様がないと言う気分もあります。今日は、少し時間の余裕があるので、久しぶりに描かせてもらいます。

 

 僕の住んでいる地方都市の近隣には沢山の温泉地があり、自宅から20分で行ける温泉が昔からの由緒あるものでも2つ3つあります。お隣の県庁所在地のM市までは一般道で車で50分の距離ですが、その間に3つの有名な温泉地があります。それに、M市の西側の市街地にも2つの温泉が湧き出ています。M市に在る温泉の内の1つは、県道の歩道でも湧き出ており、1分間に10リットル位の量の50度ぐらいの熱い湯が、水道管の様なものからひっきりなしに流れ出ています。

 

 たまに、20リットルのポリタンクを5個ぐらい軽トラに乗せてやって来て、そのポリタンクに湯を溜めている人を見かけますが、その人の話では、20分ぐらいで家庭風呂のバスタブ1杯の湯が溜まるそうで、1週間に1回はやって来るとのことでした。勿論、その温泉の湯は無料ですが、その湯をポリタンクに溜めて家に持って帰る人はあまり居ないようで、いつもは誰にも見向きもされずに道路端で温泉の湯が、ちょっと大袈裟な表現ですが、滔々と流れ出ています。その温泉の湯は飲むと身体に良いそうで、蛇口にはプラスチックのコップが吊るされています。一度、試しに飲んでみましたが、非常に美味しくない硫黄のそれとは違った独特の臭いのするお湯でした。

 

 8年ほど前の年の暮れは、家族3人でM市の近くの有名な温泉地のかなり大きい温泉宿に1泊しましたが、其処は建物が随分と古い温泉宿で、あてがわれた部屋はまあまあ広く、縁側もかなり広かったのですが、元々エアコンの利きが良くなく、石油ストーブを補助の暖房機として使っていましたが、それでも部屋全体が薄ら寒く、その部屋に入った瞬間に予約を入れたことを反省しました。その温泉宿は、僕が若い頃に50名ぐらいの会員のいる研究会を僕が会長になって泊りがけで行った所で、その時は6月とあって結構過ごしやすい宿屋だと思っていたのですが、冬場にはこれほどまでに寒いとは思いもしませんでした。加えて、洗面所の在る部屋には一切暖房は利いておらず、睡眠用の羽毛布団ももう一つ上質なものではなく(当然毛布無し)、寒い寒い夜を過ごさせて頂きました。6年ほど前の暮れにも、同じ温泉地の温泉宿に家族4人で1泊したのですが、その時の宿は、部屋も広くて暖かく、夕食の味もかなり良く大方満足でしたが、8年ほど前の年の暮れの寒い寒い宿は、少し辛口の採点になりますが、夕食もあまり美味しくなかったので、5点満点中2.5点ぐらいのものでした。

 

 5年ほど前の年始めでしたが、正月中休まずに仕事をしていた息子が帰省してきて、よく家族連れで行く日本の秘湯106宿に入っている僕の自宅から車で40分の鄙びた温泉に出かけて1泊してきましたが、前の年の暮れの寒い寒い宿に比べて、エアコンがよく利いておりほど良く暖かく、夕食も、どうも板長が代わったようで、かなり上品な味付けになっており、満足の行く食事が出来ました。温泉の方は、その温泉地では以前は5軒ほどの宿があったのですが、現在ではたった1軒しか宿がない所為か、湧き出る温泉が使い放題なため、掛け値なしの「かけ流し」の温泉で、無色透明な少し熱めの湯が肌に優しく、室内風呂の戸を開けて露天の岩風呂では暫しの時間をゆったりと湯に浸かり、身体の日頃の疲れをほぐすことが出来ました。この温泉は、盆地の平野部にある人口が2,000人の町から車で10分もかからない所にあるので、果たして秘湯と呼べるかどうか分かりませんが、お客さんは1日に数組ぐらいのもので、そう言う意味では堂々と秘湯に属すると言えそうです。

 

 ところで思い出しましたが、5年前の5月の連休には、もう1人の子供が帰省してきていたので、家族3人で車で遠出して、留守宅から一般道で4時間ほどを掛けて走り抜き、隣の県の県庁所在地の市街地に在る温泉地の宿に1泊しましたが、その温泉宿は古臭く、夕食は「うーん。これは、これは。」と言うレベルで、風呂もどうと言うことはなく、きっと冬場に出かけたら寒い寒い思いをしたのではないかと思います。この宿は、支払った宿泊費から考えると、はっきり元が取れていないと言う感じがしました。やはり、5月の連休や暮れの温泉地の温泉宿の選択は、ネットなどの情報をくまなく詳細に調べて、後で反省しないで済むようにしたいものです。