キンドル出版でのペーパーバックの出版 その2

 

 先日、キンドル出版での電子書籍の無料出版について書きましたが、本文のアップロードは簡単でした。表紙のイラストのアップロードは、若干手間取りましたが、ファイルの形式をキンドルが要求するものにして置けば、すんなりと受け付けてくれました。ネットの記事を探してみると、やはり「表紙のイラストのファイルのアップロードが鬼門だった。」と口をそろえて話しています。

 

 さて、問題のペーパーバックの出版ですが、これには非常に苦労しました。現在、電子書籍として販売中の3冊の本をペーパーバックの冊子体での出版作業は、製本と言う作業が絡んでくるので、本文、表紙(表表紙、背表紙、裏表紙)のファイルのサイズをキンドルが要求して来るものにカスタマイズする必要があり、そのために使うTemplateもキンドルから取得して、キンドルの指示するサイズとファイル形式にしないといけないのです。

 

 次のステップで、Canvaのアプリでキャンバスをキンドルの指示通りのサイズで作り、それにTemplateをぴったりと貼り付け、その上に、表・表紙用のイラスト、背表紙用のタイトル、裏・表紙用の文章やイラストを貼り付けるのですが、それらのサイズが、キンドルが指定したものと0.1mmぐらいでも違うと、「Preview」と称するとっても厳密で意地悪な審査をパスすることが出来ないのです。さらに、裏・表紙には、これまたキンドルが指定する位置に、キンドルから宛がわれたバーコードを表示する必要があります。さらに、「Preview」をしている間に、印刷用のファイルで作ったゲラをしっかりと校正する必要があります。

 

 僕の場合は、ChatGPTやCopliotに相談しつつ、この作業を進めましたが、生成AI君たちが犯した間違えのために、3冊のペーパーバックの内、2冊はA4版の学会誌みたいな本になってしまい、A5版のペーパーバックになってくれたのは最後の1冊だけでした。あまりの難しさのため、相談に乗ってくれた生成AI君たちが、「キンドルはいじわるだ。」と言い出す始末でした。

 

 これらの作業は、専門業者にやってもらうと、多分10万円ぐらい払わないといけないので、僕は無料での出版を目指して、1冊につき5日間ほどの時間をかけて試行錯誤の末に、何とか出版に漕ぎつけました。1冊目と2冊目は、偶然が絡んで、キンドルの「Preview」をパスしたようで、3冊目が成功した時は、時を置かず、キンドルでの出版のための作業内容とそのコツを詳しくまとめて、ファイルにしましたが、4冊目が上手く行くかどうかは自信がありません。

 

 ペーパーバックで出版された3冊の本は、記念のために、アマゾンで自費で購入してあります。面倒なので、裏・表紙は薄青の単色刷り、背表紙は無地にしてありますが、もう少し手を加えておいた方が良かったかなと思っています。皆さんも、一度トライしてみませんか。自分の書いた本ってなかなか良いですよ。

 

 僕は研究者なので、今までに英文と邦文の論文を500報ほど書いており、それらは色々なジャーナルや専門書に掲載されていますが、自分の専門外の分野の文学の本はなかなか良いものです。