人事部29年の社労士 吉崎です。
先日、「承認」することの重要性を学ぶ研修会に参加しました。
このブログを読んでくださっている皆さんは、「仕事の場面」で一番うれしかったことは何だったでしょうかか?難しい仕事をやり遂げた、営業成績がトップになったなど、色々あるでしょう。
しかし、単に仕事をやり遂げただけでなく、そのことにより顧客、上司、同僚に喜んでもらい「認めてもらった」、「誉められた」ことが嬉しかったのではありませんか?
私の人事部時代は、職種柄もあり、上手くいって当たり前。できなかったら叱られるということが多く、モチベーションが上がりにくいものでした。苦労していい人材を採用しても、誉められるのは活躍した本人ですものね。当時を振り返ると認められることに渇望していた気がします。
同じような経験をお持ちの方もいると思いますが、承認のない(少ない)職場は、人間関係が希薄で活力に欠ける傾向があるようです。人間は生まれながらにして「認められたい」という承認欲求を持っています。自分が世の中に存在する意義を確認したいためだと思います。
職場や家庭で承認されると自己肯定感(自尊心)や自己効力感(有能感)が満たされ、「内発的モチベーション」がアップします。これと反対の外発的モチベーションは「○○ができたら、給料、ボーナスを上げる」といったことがあります。
皆さんもよくご存じのハーズバーグの動機づけ・衛生理論で言われている通りです。自らの責任を果たす、仕事を成し遂げる、自身が認められ評価を受ける=承認、といったことは動機づけ要因と呼ばれ「満足を与える要因」になります。対して衛生要因と言われるものは、作業環境や労働条件、給与などで、良くなった時は嬉しいが、すぐに不満要因に変わってしまうものです。
職場で承認されると
・仕事、組織への一体感が向上します
・組織に貢献しようという意欲が向上します
・努力すれば報われるという期待感が向上します
このような職場は、従業員が自発的に努力し、成長する「自律」した職場になっていきます。
結果として、
・組織のパフォーマンス向上(売上、利益のアップ)
・メンタルヘルスの向上
・離職の抑制(定着向上)
・不祥事の抑制
につながっていきます。
承認の効果に関する研究も進んでおり、同志社大政策学部の太田肇教授はその第一人者です。ご興味のある方は同教授の「承認とモチベーション-実証されたその効果」をご覧ください。
今後、更に承認について学び、皆さんにもお伝えしていきたいと思っています。
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