仕事は続くよどこまでも | 中小企業の社外人事部 吉崎靖宏のブログ

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人事部29年の社労士 吉崎です。

 

営業でも管理部門でも仕事をしていて、「いくらやっても終わらない」って思ったことはありませんか?私の人事部時代は毎日そう思っていました。だから、自分で「ここまで出来たら、今日は帰る」と区切りを決めていました。

 

若いころは時間ではなく「仕事の区切りのいいところ」としていましたが、経験を積んでからは「何時まで」という基準も加えました。終業時間を決めて、それに間に合わすためには朝早く出社したり、昼休みを削ったりして調整していましたが、全部含めると「過労死ライン」だったでしょう。そのくらいの時間数では体は問題なかったですね。でも、気持ちは段々つらくなってきます。「いくらやっても終わらない」と感じるからです

 

長時間労働による心身の疾患が問題視されますが、不調のきっかけはこのあたりなんでしょう。自分の経験から感じるところです。

 

長時間労働は、心身の問題以外にも育児や介護など家庭生活とのバランスを崩すこと。そして会社としては、職場以外での「学びの機会」を得る時間が少ないことに課題を感じています。今では「ブラック」批判もあり、会社も長時間労働にはナイーブになっています。

 

ところがブラック企業でもないのに、長時間労働をしてしまう働き方の習慣が、私たち自身にあることに気付いていますか?

 

過労死ラインまではいかなくても残業が当たり前の職場で、定時退社するには勇気が必要です。定時に帰りにくい理由は大きく2つ。「周囲の目」と「働き方に対する考え方」です

 

「周囲の目」は「みんなが残業しているのに自分だけ帰れない」ということ。

 

これを克服するには①他の人より早く来てちゃんと仕事をしている ②その日にやることはやっている、という2つを実践することです。そうすれば周囲の理解も進みます。「あの人は仕事が早いから早く帰れるんだ」という雰囲気になっていきます。

 

問題は「働き方に対する考え方」です。

 

こちらは日本人の労働観、精神性とも関係するので厄介です。仕事量が多い時、「自分が頑張ればなんとかなる」、「残業してでも終わらせるべき」という思考になる。基本的に皆さん真面目ですから。その状態を周囲も「よく頑張っている」と評価しますので、どんどんそのスパイラルに入っていきます。

 

「仕事はいくらでもある」ので、その日に残業しても、また次の日に新しい課題が発生して、また残業して頑張る。その繰り返しでは長時間労働になってしまいますね。

 

これは会社や上司のせいにするよりも、自分の問題と考えることが必要です。担当する仕事の中で、今日やること、明日やることという風に優先順位をつけて、時間を区切って働くように変えないと、長時間労働が重なり、知らぬ間に疲弊してしまいます。

 

この時の悪影響は様々です。心身の不調をきたす。学ぶ時間が少なく仕事の広がりがない、つまり成長が鈍る。残業が美徳という社風になり、残業しない人との軋轢が生まれる。家庭生活が不調になる等。

 

会社のマネジメントとしてのアプローチが大切なことは言うまでもありません。適切な時間管理、時間で評価しない評価基準など、改めるべきことはたくさんありますが、これも働く人の意識改革なしには進みません。

 

今日中にやらないと会社が潰れてしまうしごとなど、ほとんどないのですから明日でいいことは明日やる」という気持ちで自分の仕事をマネジメントしましょう!

 

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