いよいよ6月1日の採用選考開始日が近づきました。
採用担当者の方は毎日お忙しいことと思います。
私の人事部時代、この時期は目の回るような忙しさだったことを
思い出します。大企業でなければ、採用だけを担当している人事
などあり得ません。
新卒入社の研修、賃金改定のための評価、昇給、引き続き賞与
の算定、 労働組合交渉などと同時並行で新卒採用を進めることに
なります。 採用活動は手間をかけて、丁寧に行えば、いい結果が
出ると分かっていても 物理的に許さない状況にジレンマを抱えて
いたものです。
新卒採用に関しては社内プロジェクトチームを組み、人事だけで
なく会社全体で取り組むしかありません。
人事担当者の皆さん、経営に掛け合い『全社採用』を実現させて
くださいね。
さて、本日のテーマ「選考開始後の活動ポイント」について。
5月末までに内定を出し切り、入社意思も確認できたので採用
活動は終わり、という企業には関係ない話ですので、
ご容赦ください。
・リクルート みらい研究所の調査によりますと5月1日時点の
内定率24.5%、みなし内定率(内定の見込みがある)約50%と
なっています。また、6月に大手企業が公式に選考を始めて、
内々定を出した場合、第1志望合格ということで就活を止める学生
は約30%と言われています。
つまり70%の学生は就活を続けるものの、50%以上の内々定を
持っているということになります。
今年のスケジュールの場合、6月に選考が集中し、中小企業の
場合は大手企業との選考日程重複により、選考辞退が多く発生
すると想像できます。まずは選考辞退を防ぐ、柔軟な日程設定が
必要になります。
経営者の方からは、「日程が重複しても当社に来てくれる学生を
選ぶ」との声を聞きますが、その考え方が通用する状況ではなく
なりました。ふたを開けたら誰もいなかった、ということになりかね
ません。そこで、
①6月1日から7月中旬までを第1クール、8月から9月中旬を
第2クールと考えて、スケジュール調整をする。
多くの大学では7月下旬に前期試験があり、学生もそれまでに
内定を決めたいと思っています。第1クールでは日程重複に注意
しながら、応募者を確保しましょう。
②「5月までに会った学生と比較しない」
自社の採用基準はあるはずですから、「以前の学生の方が優秀
だった」という理由で不採用にしないことをお勧めします。
早期に活動している学生は就職に対する意識も高く、一生懸命
ですので「優秀」に見えます。志望業界が定まらず、迷っている学生
は優秀ではないと判断されることがあります。しかし、入社した場合
に前者の方が活躍するとは限りません。
③大学キャリアセンター主催の合同説明会や「一本釣り」型の
説明会に参加する。この時期は大手企業との重複は少なく、
多くの学生と会える可能性が高まります。また、説明会形式では
なく「出張面接会」形式もあります。
④内々定の学生との接触頻度を増やす。「人の魅力で勝ち抜く
のが中堅・中小企業」だと思います。一緒に働こうという気持ちを
どれだけ伝えられるかがポイントです。
電話やメールだけでなく、大学に訪問して「近くまで来たからお茶
でもどう?」と声をかける。まるでサークルの先輩のような感じですね。
これは学生に響きます。
以上、参考になれば幸いです。
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