厚生労働省千葉労働局が違法な長時間労働を複数の事業場で
行っていた企業名を公表しました。
厚生労働省が行政指導の段階で企業名を公表するのは初めて
とのこと。発表によりますと252人の従業員のうち、63人に1か月
当たり100時間を超える時間外・休日労働が認められ、
最長は197時間。
行政指導の段階での公表とは言え、厚生労働省は4つの営業所に
対し1年間に4回是正勧告を行い、(それでも改善しないため)
違法な長時間労働が繰り返されていると判断したようです。
昨年5月に発表した企業名公表の基準は次の通りです。
(1)「社会的に影響力の大きい企業」であること
具体的には、「複数の都道府県に事業場を有している企業」
であって「中小企業に該当しないもの」であること
(2)「違法な長時間労働」が「相当数の労働者」に認められ、
このような実態が「一定期間内に複数の事業場で繰り返されている」こと
①「違法な長時間労働について」
具体的には、労働時間、休日、割増賃金に係る労働基準法違反が
認められ、かつ、1ヶ月当たりの時間外・休日労働時間が100時間を
超えていること
②「相当数の労働者」について
具体的には、1ヶ所の事業場において、10人以上の労働者又は
当該事業場の4分の1以上の労働者において、「違法な長時間労働」
が認められること
③「一定期間内に複数の事業場で繰り返されている」について
具体的には、概ね1年程度の期間に3ヶ所以上の事業場で
「違法な長時間労働」が認められること。
となっています。今回公表された企業は4つの事業場で100時間を
超える時間外・休日労働があったのですが、各事業場で最長時間は
118時間、175時間、182時間、197時間となっており、1人が特別長い
ということではないようです。
明らかに長時間労働を前提とした職務設計になっています。
36協定は提出していましたが、協定時間は明らかに超えています。
法令順守の意識が薄い、とりあえず36協定を出せばいい、と思って
いたのでしょう。
「ブラック企業」と呼ばれる会社は、法律を守る意識の低さが
共通点です。同社はスーパーマーケットなどから棚卸し業務を
請け負う棚卸し代行業であり、長時間労働になりがちな業態です。
しかし、その状況に甘んじて、改善する姿勢を見せなければ
今回のようなことも起こってしまいます。
ジャスダック市場に上場している同社の株価は、公表翌日には
ストップ安になっています。
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