成長する会社の採用術~成功する会社はここまでやっています! | 中小企業の社外人事部 吉崎靖宏のブログ

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1.企業の成長と従業員の成長を両立する懸け橋になります。
2.採用と定着・育成の仕組み作りを支援します。
3.リスクをコントロールし、モチベーションを上げる人事処遇制度作りに貢献します。

中小企業の経営者、人事担当者の方と話をしていると、

「採用」に関するお悩みを聞くことが、とても多く、

「いい人材が採れない」と皆さん嘆いています。

採用の実務経験を振り返りながら、解決方法について

考えていきます。どうぞ、お付き合いください。

 

あえて問います。 「採用」の目的。

企業はなぜ、人材を採用するのでしょうか?

 

1.企業が設定した目標と経営戦略を実現するため

  ある時点で不足している、あるいは不足すると予想される

  人材を獲得する、というもの。

 

2.職場や組織を活性化させる。

  同じメンバーが長期にわたって所属し続けると、

  ディスカッションや情報交換の頻度が下がり、

  外部に対して職場が閉塞的になり、

  人間関係における緊張感がなくなる。(組織心理学のKatzの研究など)

  だからこそ、新卒や異業種、異文化の中途採用を行う、

  とされています。

さらに 「採用のゴール」とは?

求める人材の獲得に成功した時点ではなく、採用した人材が定着して、

活躍したときに採用が成功した、と言えます。

 

しかし、多くの企業の悩みは、

「求める人材が採用できない」・・・・・【採用】

「採用しても定着しないで、すぐに辞めてしまう」・・・・・【定着】

「定着しても思うように成長し、活躍してくれない」・・・・・【育成】

採用、定着、育成をトータルで考えるべきですが、担当が違うとか、

どのように関連しているのか分からない、という理由で、

それぞれ単体で動いているのが企業の実情です。

皆様の職場はいかがでしょうか?

 

採用のゴールは人材の獲得ではなく、

その人材が定着し活躍すること!

 

採用活動を始める前に、定着と育成について自社の現状を確認して、

課題を解決することと同時並行で進めましょう!

そうしなくては、同じ嘆きを繰り返すだけです。

 

「ヒト、モノ、カネ、情報」という経営資源の中で、

「ヒト」だけは少し異なります。

「モノ、カネ、情報」という経営資源を生かすも殺すも「ヒト」次第です。

「ヒト」以外の経営資源は使われるものであり、

唯一使う側にあるのは「ヒト」だけです。

そのような重要な経営資源を獲得する「採用」活動は、

企業活動の中でも最重要活動であると言っても

過言ではありません。

次回から、具体的に採用活動を成功させる方法を考えていきます。