おはようございます。

「先取り法改正」では、平成25年度本試験に法改正として出題される可能性のあるものについて、ご紹介しております。


今回は、障害者雇用促進法。

択一式で、過去混合問題で出題がありましたので、押さえておく必要があるかと思います。


平成25年4月1日より、障害者の法定雇用率が引き上げになります。

                現行   H25.4.1~
一般事業主(民間企業)  1.8%   2.0%
国及び地方公共団体   2.1%   2.3%
教育委員会等        2.0%   2.2%
特殊法人           2.1%   2.3%


民間企業においては、現行常時56人以上の労働者を雇用する事業主について、障害者の雇用義務が発生しますが、法改正により、常時50人以上となります。


(補足)
障害者雇用納付金及び調整金の取り扱いにつきましては、従前と変更はありません。

※常時200人以下の労働者を雇用する事業主については、暫定措置として、納付金及び調整金の適用対象外となっていますが、平成27年4月1日より、常時100人を超え、200人以下の労働者を雇用する事業主に適用範囲が拡大されます。



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2013年本試験に向けた、法改正情報を先取りでご紹介していきたいと思います。


さて、タイトルの「国民年金保険料の後納(こうのう)」制度。

2012年10月1日からスタートします。

社労士を目指す方でなくとも、新聞などで取り上げられていますので、概要は掴まれている方も多いのかなと思います。


まずはおさらいから。


■追納(国年法第94条)

被保険者または被保険者であったもの(老齢基礎年金の受給権者を除く。)は、厚生労働大臣の承認を受け、保険料免除期間につき(承認の日の属する月前10年以内の期間に係るものに限る)の全部又は一部につき、追納することができる。


■後納(国年法附則(23)第2条) 法改正

被保険者又は被保険者であった者(国民年金法による老齢基礎年金の受給権者を除く。)は、厚生労働大臣の承認を受け、保険料納付済期間及び保険料免除期間以外の期間(承認の日の属する月前10年以内の期間であって、当該期間に係る国民年金の保険料を徴収する権利が時効によって消滅しているものに限る。)の各月につ き、当該各月の国民年金の保険料に相当する額に政令で定める額を加算した額の国民年金の保険料(以下この条において「後納保険料」という。)を納付することができる。


追納が、保険料免除期間について、保険料を遡って納付できるのに対し、後納は、保険料未納者(滞納者)が、未納期間について保険料を遡って納付できる制度です。

ただし、時限立法でして、適用は平成24年10月1日から、平成27年9月30日の3年間に限ります。


追納では、保険料未納者は保険料徴収の時効(2年)を経過しているものについては、国民年金保険料の支払いを遡って行うことが出来ませんでしたが、これを緩和する形になります。


試験対策としては、以上で十分だと思います。



ステップアップとして、後納制度導入の背景を簡単にご説明いたします。

国民年金保険料の納付率は、ここ2年60%前後で推移しています。

将来の低年金、無年金者の増加が懸念されることから、保険料未納期間の後納制度が導入されました。

後納のメリットとしては、
1.保険料受給期間(300月)を満たすことができる
2.年金受給額を増加させることができる

保険者(政府)としては、保険料納付率を上げ、年金財政の健全化、国民皆保険の維持を図っているものと思われます。

なお、これは確定事項ではありませんが、後納制度が終了する平成27年9月30日後(10月1日)から、老齢基礎年金の受給資格要件(保険料納付済期間)が現在の300月(25年)から、120月(10年)に短縮される見通しです。

この短縮措置もにらみつつ、未納者に後納を促していくものと思われます。




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本試験から3週間が経とうとしています。

すでに次に向けて行動をされている方、とりあえず合格発表まで待とうという方、合格発表までもう一丁資格を取ろうという方、様々だと思います。

今の時点で資格の学校の復元解答はすべて出揃いました。

すでに回答マークシートは回収されましたし、合格基準を決めるのは試験センターですので、我々受験生が出来ることは何もありません。賽は振られました。


というわけで、合格ラインを予想すること自体に大きな意味はないと考えますが、私を含め合格ライン上の方にとっては、やはり大問題です。








結論から申し上げますと、

選択式 27点以上(救済:社一2点)
択一式 44点以上



です。


基準点の出し方は、ブラックボックスになっていますので、正直わかりません。

ただ、選択式の救済と、択一式の総合点、選択式の総合点が連動しているのは確かだと思われます。


【選択式】

原則、28点を基準としています。

そこから、救済科目との調整が図られていると思われます。

過去5年でみますと、

H23 23点(救済5科目)
H22 23点(救済4科目、うち国年1点救済)
H21 25点(救済3科目)
H20 25点(救済3科目、うち健保1点救済)
H19 28点(救済なし)

救済前に基準点を戻すと、

H23 28点(23+5科目)
H22 27点(23+4)
H21 28点(25+3)
H20 28点(25+3)
H19 28点(28+0)

→1科目救済につき、1点引き下げているものと思われます。



【択一式】

原則、44点を基準としていると思われます(H19以降)。

過去5年の基準点をみますと、

H23 46点(※複数回答1問あり)
H22 48点(※3問について、正答なし、全員加点。複数回答2問あり)
H21 44点(※正答なしが1問あり、全員加点)
H20 48点
H19 44点


「正答なし」補正後↓

H23 46点
H22 45点
H21 43点

H20 48点
H19 44点


上記から、「本当の救済」(人数微調整目的ではないもの)の影響を取り除きます。

H23 44点(救済:労災、社一)他、基・安、厚年、国年
H22 43点(救済:国年、厚年)他、社一、健保
H21 42点(救済:基・安)他、労災、厚年
H20 47点(救済:健保)他、厚年、国年
H19 44点(救済なし)

※( )内は、平均点3点割れの科目

H20がイレギュラーですが、この年は過去5年で最も合格者数が少ない年でした。

→選択式救済1科目につき、1点引き上げて調整しているものと思われます。




上記から考えますと、仮に社一に救済が入るとしますと、

選択式→27点
択一式→45点


となります。


私の意見としましては、選択式で3点割れの社一、厚年の救済については、2点以下の割合が多い社一に救済が入ると思います。

厚年については、四択になっている点と、基金の基本的な仕組みを問う、意外な箇所からの出題ではありながらも、3点は取れるであろう問題であったことから、救済予想から外しました。



そして、選択式と択一式の合計点についてですが、合否には関係はありませんが、一定の範囲内に収まっていることに注目しています。

    選択式 択一式  合計
H23  23   46    69
H22  23   48    71
H21  25   44    69
H20  25   48    73
H19  28   44    72

合計点が、69~73点の範囲にあります。

偶然かも知れませんが、前述のように選択式の救済と、択一式の基準点に相関関係があることから、一定の範囲内に自然と収まるものと考えます。

選択式27点、択一式45点ならば、合計点は72点となります。上記の範囲内です。


わたしの予想は、

選択式27点以上(救済:社一2点)
択一式44点以上

としました。


理由はいくつかありますが、今年受験された方はおそらく共感していただけると思うのですが、昨年度と比較すると、「選択式が明らかに易化した」と思います。

昨年のように5科目救済といった事態はないと考えます。

択一式については、難易度としては昨年と比べてどうかというと、判断が難しいです。

一つは、明らかに出題傾向が変わったこと。

雇用保険法をはじめ、「過去問演習」が通用しなかった年でありました。

組み合わせ問題が70問中7問。これを簡単と捉えるか、難しいと捉えるか。


総合して考えると、「問題の全体としての難易度自体は昨年並みであるが、新しい論点が多数あったこと、応用問題が多かったこと、組み合わせ問題という新しい試みが行われたこと」を考慮して、44点と判断しました。

どの試験でもいえることですが、試験傾向をガラリと変えた年は、ハードルを高くは上げてこないです。

H24は試験傾向が変化した初年度という位置づけの下、45点→44点としました。


なお、選択式で微調整のために他科目で救済が入る可能性がありますが、選択式及び択一式の基準点に影響は及ぼさないと思われます。



・・・実際のところは、11月9日までわからないのですが、お付き合いいただき、ありがとうございました。




【おまけ】

昨年度のTACの合格ライン予想

パターン1:選択式25点以上(救済:労災、社一、労一、各2点以上) かつ 択一式 44点以上
パターン2:選択式24点以上(救済:労災、社一、労一、国年、各2点以上) かつ 択一式 46点以上

実際の合格基準点:選択式23点以上(救済:労災、社一、国年、厚年、基・安) かつ 択一式 46点以上


・・・最大手でも外しますので、どうなるかは、わかりません。

ただ、一つ言えることは、今年のTACの予想(前の記事 )は、基準点が高すぎます。

選択式27点以上 かつ 択一式 47点以上

合計74点。

TACの復元解答の択一式中央値が47点ですので、説得力がないわけではないですが、これは飽くまで「合格ライン上にいる受験生」の平均です。

昨年の択一式(基準点46点)より明らかに易化したわけでもなく、選択式救済科目数が昨年度より減るであろうことから、昨年度の46点より低い点が基準点になると思われます(44~45点)。



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