現代人は、いろいろな意味で「無理をしながら生きている」ようです。
ひとつは「体力的な無理」 毎日残業続きで、体が悲鳴を上げています。
「時間的な無理」もあります。スケジュールに追われて、朝食もランチも、ゆっくり食べる暇もない人も多いでしょう。睡眠時間も相当、削っている人もいます。
「精神的な無理」もあるでしょう。 上司や取引先から再三プレッシャーをかけられ、四苦八苦しているのです。 この三つの無理がたたって、肉体的にも精神的にもクタクタに疲れきっているからこそ、日々のケアが必要です。
「坐してみる雲の起こる時」という禅語があります。この言葉は、中国の唐の時代の詩人、王維の詩の一節ですが、禅の世界でもよく用いられます。

「山の中を歩いていくと、空の彼方から雲が湧き出てきた。そこへ座って、しばらく雲を眺めていた」 そんな情景を表わしています。特別難しい意味はありませんが、ただ読むだけで、心がほのぼのと安らいでくるようです。
仕事の合間に、ちょっと窓から空に浮かぶ雲を、しばらくの間、無心になって眺めてみる。ただそれだけのことで、ぐちゃぐちゃに縮こまっていた気持ちが、開放され、整理され、清浄になっていくのが感じられます。 これはメンタルヘルスの面からも、いいことでしょう。
風邪を引いてから、慌てて手洗いやうがいをしても遅過ぎるように、心や体が疲れきってから気分転換するようでは、遅過ぎます。 ストレスや疲労で心が悲鳴をあげる前に、こまめに気分転換をしておくようにすれば、「心の風邪」を予防できます。
窓の外へ目を向けて、心の風邪予防をしましょう
「いいこと」がいっぱい起こる!禅の言葉より








