~資地計築~ 建築デザイン 木下 稔 -89ページ目

歯科医院の作り方 〜設計とは何ぞや〜最終回

~歯科医院の作り方 ~設計とは何ぞや~⑦のつづき、最終回です。

僕に起こった奇跡は、見えないはずの物ものが見えたということ。

この歯科医院院長のイメージを感じた事にあります。

----------------------------------------------------------------

回の冒頭にあった菅野美穂さん出演CM 「クリープ」


このCMプランナーの小山田氏、「ガイアの夜明け」というテレビ番組の中で

言った言葉が確か

「評価されたいんじゃない、どうやったら、どうやったらこの商品が売れるか?

それだけを必死で、ただ必死で考えて考えて苦しんでいる結果です」


このような内容だったと思います。

いいCMを作ろうなんて初から思っておらず

ただ「本当の目的」のみを追求するそれが大切だという言葉でした。

-----------------------------------------------------------------

この初めて歯科医院の設計、工事に携わった時から5年が過ぎました。

$~資地計築~ 建築デザイン 木下 稔

この数年、この小山田さんと同じ気持ちでやって来た事を、先日の番組で気付きました。

$~資地計築~ 建築デザイン 木下 稔

いつも目の前の人であれと、必死で考え悩み苦しんで

$~資地計築~ 建築デザイン 木下 稔

その人らしさ、良かれを追い求めて

$~資地計築~ 建築デザイン 木下 稔

悪く言えば一貫性が無い、良く言えば同じ人間が考えたとは思えないもので

$~資地計築~ 建築デザイン 木下 稔

一人一人が全く違う方々の「繁栄するという目的」にお手伝いできたかもしれません。

回の途中でコメントを下さった和歌山県岩出市のドクター、吉田先生の医院も

~資地計築~ 建築デザイン 木下 稔
~資地計築~ 建築デザイン 木下 稔

途中、担当のスタッフが小さくまとまろうとするのを軌道修正できたのも

$~資地計築~ 建築デザイン 木下 稔-091207_170403.jpg

スタッフ・イシイに20回以上、計画を書き直させたのも

真の目的に対し外れることなく全力で考え行動する

この経験があったお陰だと思います。

僕は経験も知識も技術も無い人間でしたが、血涙が出るほど全力で挑めば

僕なりの「設計」という扉を開く事ができたのではないでしょうか。

この事が、他の誰に認められなくても僕の真実であるということと



僕に言える事

設計とは何ぞや

それは砕身の心で初めて絞り出せる「アイディア」

そこ以外はただの技術、手法と言う事







歯科医院の作り方 〜設計とは何ぞや〜⑦

~歯科医院の作り方 ~設計とは何ぞや⑥のつづきです~

今回、このシリーズでの記事はこれまでのブログ最長の回を重ねています。

それは、僕の想いの丈の強さなのかもしれません。

-----------------------------------------------------------

花びらをモチーフしたデザイン

院長の印象に馴染み、合わせたものをと考えていたにも関わらず

出て来たのは僕にとって全く異質と捉えるもの。

他に出て来たものもないので、この案で持って行く事にしました。

あながち、これが棄てなければならないとは、どうも思えなかったからです。

恐る恐る見せたデザインは
~資地計築~ 建築デザイン 木下 稔

結果としてこのようになりました。

花びらのデザインを見せたとき、院長にこの天井の細工の提案もしました。

明らかに、この仕上げ仕舞は、予算◯◯万円を大幅に上げる事になるのですが

「うぅ~ん、あー!どうしようか。あー、でも」とずいぶん悩まれましたが


「木下くん。信じるわ」と実現しました。

「画竜点睛を欠く」

釈然としないものが僕の中で霧のように晴れて行きます。

この医院が出来上がった時

医院の番頭格であった女性スタッフに

「木下さん、よく院長が花が好きだってご存知でしたよね。
花好きの先生がこんなに自分に合った提案をしてくれたって設計見た時喜んでましたよ」

そんなこと知る由もありません。

僕は「この院長に成りたい。そしてその頭脳で僕の中のすべてを使って『院長がしたかった事を引き出したい』

そう願っただけです。

「設計とは何ぞや」

この結論の扉を、突然開くことになるとは

この時、夢にも思っていませんでした。

次回最終回につづく







歯科医院の作り方 〜設計とは何ぞや〜⑥

~歯科医院の作り方 ~設計とは何ぞや~⑥のつづきです~
(長くなりますが、もう1、2回で終わると思います)

ハコの形は出来たのですが、そこに乗せる

「デザイン」

これが全く出て来ません。

女性に特化した医院として、在り来たりな住宅の内装のような物は作れません。

----------------------------------------------------------------------

最初に書いた~歯科医院の作り方 ~設計とは何ぞや~の記事に

菅野美穂さんが出演するCMについて紹介していましたが

この電通のCMプランナー、小山田 彰男(おやまだ あきお・41歳)さん

番組中に僕が非常に共感する言葉を発しました。

(どんな番組だったかは参考記事が他ブログにありました)

----------------------------------------------------------------------

僕には何もありません。

店舗設計の経験もなければ

それを裏付ける知識もない

あるのは

「何も無いから出来ない」という逃げ出したいような理由を

後戻り出来ないという綱引きで

苦しむ自分と

過去、何の知識や経験が無くても

そこに暮らす家族の幸せの為、この人達に「成って」考えるという

僕なりの流儀
だけ。

一世一代の賭けに出た院長の想いと

働くスタッフの取り留めの無い要望

誰よりも、ここに来られる患者様が一番としての

不特定多数に「成る」こと。

それは必死で「流行る」こと「繁盛する」ことだけを目的とし

血の小便が出る程考え


突然、花びらが見えました。


このご紹介いただいた院長には失礼かもしれませんが

「花びら」は院長の風貌から連想されるはずもないものでした。

~つづく~