公演
2017年6月1日〜7月14日
キャスト
三日月宗近:鈴木拡樹
山姥切国広:荒牧慶彦
大倶利伽羅:猪野広樹
燭台切光忠:東啓介
太鼓鐘貞宗:橋本祥平
鶴丸国永:健人
小夜左文字:納谷健
歌仙兼定:和田琢磨
伊達政宗:富田翔
細川忠興:早乙女じょうじ
片倉景綱:高松潤
ディスク①は舞台&カーテンコールで3時間超。
買ってから、もう5回は見てる。
どんだけ中毒よ〜〜〜自分。
えー。三日月さんが最推しなのは揺るぎないですが、出来た!次の推し!
歌仙兼定さん。
2次元の歌仙さんも好きだけど、2・5次元見てからもっと好きになりました。
コスチュームがドンピシャに好みだなぁ。
フワッと翻るマントの裏地が華やかな花柄。
青い着物に薄桃色のコサージュ。
薄紫色のゆるふわヘア。
殺陣になると、マントも袂も袴の裾もヒラッヒラ舞って美しい〜
あと、風流を愛する文化人の割りに結構ガタイがイイのがいいですね。←ココ重要ポイント。試験に出ます。
やーとにかく和田琢磨氏はほんと雅!ほんと歌仙!
顔がイイ!
顔がイイんだ!!
顔がイイんだよおおおお!!!
はぁはぁはぁはぁ………興奮しました。
※以下、ネタバレ感想↓
かな〜りしつこめのヤ〜ツ。
あー自分でも愛が重い。重症。
歌仙とお小夜は同じ細川家の刀。
歌仙さんってお方は、お小夜をめちゃくちゃ気に掛けてるんだけど、案外大人気ないのであんまり上手く立ち回れない。
自分は人の世話をする側だと思い込んでるけど、実質そうじゃないタイプというか。
そういう人、もとい刀、ツボです
お小夜は逆に、歌仙の非を代わりに大倶利伽羅に詫びたり、自分が旅に出る前三日月に、実は人見知りな歌仙(←好き過ぎる。このフレーズ)の事を頼んだり。
しっかりした子なんでした。
なんだかんだ言っても歌仙への情愛を感じられて嬉しくなってしまうな…小夜ちゃんのそーゆーとこ。
歌仙がお小夜の事をどれだけ大事か分かるシーンって、やっぱアレかなあ。
戦闘中にお小夜が黒甲冑に斬られるとこ。
「お小夜ーーーー!!!!!」っていう、歌仙の悲痛な叫びが刺さるのよ。
風流かなぐり捨ててる絶叫が。
こことっても好き。
だけど歌仙の一番を選ぶなら、ループする関ヶ原の合戦で、大倶利伽羅と共に細川忠興に捕縛されてしまうところですね、やっぱ。
思い掛けず相対してしまった元の主、忠興に心乱れる表情が凄〜くいい。
忠興の凶暴性を詰りながらも、彼の根底にある風流を知る心を称えるセリフもいいんだなー。
それから、忠興に解放され刀を返して貰いながら「俺もそれによく似た之定を持っておる。自慢の刀じゃ」って言葉を聞いた時の顔がグッときた。
元主に対する想いは複雑ながら、慕う心が隠せない、そんな顔が。
気取ってるけど、根本は熱いタイプとお見受けする。
そういう人、もとい刀、ツボです2回目。
2振り目、大倶利伽羅さん。
ほんっっっとに誰とも馴れ合わない大倶利伽羅さんですけど、小夜ちゃんに対しての邪険度は低い。
お小夜の心に渦巻く元主の復讐物語を黙って聞いてやるとか、お小夜に乞われて自分も語りそうになるとか、これは結構レアなんでは??
まあ歌仙が登場して、そんな珍しい機会を断ち切っちゃうんだけど。そしてお小夜に冷たくされる歌仙(笑)
相性激ワルな歌仙と伽羅ちゃん。
でも、歌仙と忠興の遣り取りを見ていた伽羅ちゃんが、おまえは強いって言うところがあって、おお…と。
「ラーメン光忠」のシーンでみんなとラーメン食べる伽羅ちゃんにも、おお〜〜と。
そして歌仙と酒を酌み交わすという激レアシーンに更に、おおおお!!!と。
少しでも馴れ合うと微笑ましくてしょーがない。
カーテンコールで何故かビギナー英語で挨拶合戦になってたのに、猪野広樹氏だけシレッと流暢にかますというひと幕がありここでも、おおーっとなった。
3振り目、燭台切光忠さん。
まず何と言っても畑当番の時、再会した貞ちゃんをグルグル回したとこは印象深いですね〜。
数えてみたけど9回ブン回してた!!
さすが東啓介氏 身長約190!
しかし、あれ着地でコケない2人が流石だわ。
光忠さんのいっちばーーん好きな場面。
伊達と細川の6振りが遠征の命を受け、政宗の最後の地へ赴いたところ。
そこでの政宗と忠興の、このあとも2人の家に縁が続く事を思わせる熱い遣り取り。
それを見た光忠が全員の名前を呼んで「僕達の元のあるじ達はかっこいいなあ」って言うんだけど……既に政宗と忠興にちょっと泣きそうだったのに、トドメを刺されたっ!
そういうコト素直に言葉にするみっちゃんこそマジかっこいいからっ !!!!
義伝に「日替わり軍議」はなかったでした。
代わりに「光忠クッキング」があった〜〜!
アシスタント山姥切でずんだ餅を作るみっちゃん。
それと「ラーメン光忠」では、鯛出汁ラーメンを振る舞う眼帯の料理男士!あ〜モテ要素満載。
4振り目、太鼓鐘貞宗さん。
小さくて、すばしっこくて、元気いっぱいのキャラ役と言えばの橋本祥平さんが演っている!
キャスティングばっちり。
貞ちゃんがいるといないとでは、場面の雰囲気が結構違うと思う。
殺陣は、光忠の肩を掴んで回ったり、重心低かったり、短刀らしい動きがいい。
あと、ちょっとヘンな声がいい。めっちゃ褒めてるから!ヘンな声って武器だから。
5振り目、鶴丸国永さん。
まさかの黒鳥、黒鶴丸になって現れるとは……驚きが足りたわ!三日月も驚いてたわ!
髪が黒髪にチェンジしてて、僅かに入った白メッシュが、黒甲冑を欺く鶴丸の良心って感じでたまんないです。
伊達の刀VS黒鶴丸の戦闘は滾った…!
それから男士を庇って参戦する政宗がかっこいい。
黒鶴VS歌仙は黒鶴の強さが際立ってた。
そのあと三日月が加わって2対1、更に全員で黒鶴を斬るまで怒涛の殺陣の嵐……!
結果的に、鶴さんの自主的闇堕ちがこのループ関ヶ原を終わらせたってことですね?
もーどんだけかっこいいんだ鶴さんわあぁぁ
遠足の時、鶴さんと三日月の会話が軽快なようで、妙に異様な緊張感があったと思うのだけど。
鶴さんは三日月の何処か得体の知れなさを感じていて、暗に挑んだというか…。
鶴さんて太平楽なイメージあるけど、何かの時に核心突けるのはこの方なのかな、って思った。
ディスク②の全景映像って、誰か特定の人に釘付けにならずに物語に入れるなって思ってて、その分声に意識が行くんだけど。
すごーく鶴丸の声、健人さんの声が好き。
色気があって、ちょっと甘くて、優しげで。
そういつも思いながら鶴さんの声を聴いている
6振り目、山姥切国広さん。
イチバン言いたい事はこれ!
山姥切さんて、可愛い場面多くない?!
光忠クッキングの助手を意外とドヤ顔でやってるとか、ジャージオン・マントオン・割烹着とか……何その可愛いさ。
無茶苦茶綺麗な顔して(怒らないでくれまんばちゃん。怒るなら荒牧慶彦氏に怒ってくれ)色々可愛いが過ぎるんですけどもう!
若干コミュ障なのにお小夜に一生懸命関わろうとして、ガンバって凹んでガンバって…。
お小夜の頭を撫でてあげるシーンなんか、みっちゃんとは違ってぎこち無くって、それがまたいい。
本当に愛おしいお方です。
山姥切とお小夜の2振りだけ関ヶ原に行かなかったので、一緒の場面が多いですね。
お小夜の復讐の心を受け止めてやるための、真剣での手合わせ、「さあ 抜け!」ってところ。
ここは一転、かっこよくってびびったわ。
7振り目、小夜左文字くん。
今回兄さま2人は本丸にいる設定でも登場はしなかったので、お小夜は1振りで頑張りましたよ〜〜!と、兄達に言いたい。
お小夜に対して思うのは、皆に心から愛されてる子なんだな、というのがとにかく大きい。
山姥切は真摯にお小夜にあたってくれるし、歌仙は保護者のように世話しようとするし、光忠はお小夜が笑ったのが本当に嬉しそうだったし、トーゼン兄2振りの愛は深いしなぁ。
消えない復讐の心に答えを探して旅に出るお小夜。
「どんぐりじじいからお主への贈り物だ」って、三日月がどんぐりあげて「行ってこい」ってとこ。
お小夜の、納谷健くんの、満面の笑みと「行ってきます」が尊いわー。
頑張れ小夜ちゃん!必ず帰って来るんだよ!じゃないとみんな寂しがるから!特に歌仙!って、心で叫んだわー。
最後、三日月宗近さん。
しんどい。好き過ぎてしんどい。
円盤2つ目鑑賞にしてもう畏怖の念というか心服というか、生まれてくれて、顕現してくれてありがとうって感じでしんどい。
最近アニメ版(花丸の方)を全話見て、あの三日月さんもあれはあれで好きなんだけど、舞台版の何かほんとに得体の知れない三日月に中毒です。
山姥切の近侍としての成長を促して、本丸を任せたい、強くしたいという目論見があるのは分かるんだけど、どうやらその先に自分がいる未来を描いていないようで、非常に先行きが気になる。
これって伏線だと思うんだけど、この先の作品で回収されてるんだろうか…?
そういや私、三日月さんのボケを見ないと物足りないという病魔に冒されているので、初めての遠足でどんぐり拾いたがるお姿が見れてほんとよかった
どんぐり拾って楽しむ三日月さん、微笑ましかった。
唯一、遠足のしおりを握りしめてる歌仙も微笑ましかったけど。
殺陣はもう、三日月…鈴木拡樹氏に関しては圧巻過ぎて言う事ないのよねぇ。
つーか、ドシロートが言える事ないのよ。
舞も素敵だしなあ。
いや、なんというかもう、三日月宗近が貴方でありがとうとしか言えん。。
はい他に言い残した事はありませんか?自分?
ハイッありますあります!! 人間3人がすーばらしかった事が言いたい!!!
政宗が秀吉の前に死装束で出た話も、江戸中期に細川家お家断絶を救った伊達家の話も、ちゃんと入ってましたねぇ。
政宗と小十郎の絆についてもしっかり伝わるし、ほんと面白かった。
天下を取る妄執を募らせた政宗の黒甲冑が付喪神と化し、政宗自身を取込み、時間遡行軍がそれを利用して歴史を変えようとする混沌の中なのよ。
政宗は闇堕ちしてんのよ。
なのに、政宗の身を案じて戦うのを止めようと向かってくる小十郎には刃を振り下ろせない。素手なのよ。
「お前がいないなら天下を取ったとて意味がなかろう。2度も右目を失うわけにはいかぬのじゃ」
ここ震える程かっこいいんだわー。
あーもう、かっこいいの嵐なんだわ。
クドくて悪いけど、ほんとかっこいいから!!!
伊達政宗役の富田翔さん、好きになりましたね。
つーかアバレンジャーの人ですね?昔見てたわっ!
あっそーだ。最後の番傘での歌唱シーンはほんと痺れますね。
この先もずっとあるんでしょうか?
あっておくれね!
以上。
久しぶりにしつっこく書いた気がする。
愛が溜まってしまってね……吐き出さないと身体に悪いですから。