前回の頬が緩む看板とは逆に、今回は、不信
感を抱く看板を取り上げてみます。
小豆島の西の玄関口、土庄(とのしょう)港。そ
の観光センター駐車場フェンスに、この様な看板
があります。
「エンジンで走る自転車」
観光客の皆さんに、レンタカー・レンタサイクルの
様に、当該製品をレンタル使用してもらおうとの宣
伝のために設置されています。
でも、一目見た時から、疑問が湧きました。
「エンジンで走る自転車?それは、原付だろう」
電動アシスト自転車は、ペダルを漕ぐのを補助
(アシスト)するのであって、自走はできません。
一方、看板にある物は、ペダルを漕いで走れ、
尚且つ、自走もできます。
つまり、エンジンをかけた瞬間、名実ともに、自
転車ではなくなり、バイクに特化するのです。
世間では、看板の様な文句で宣伝が行われて
いるようですが、業者は、事実を知りながら、こん
な紛らわしい言葉を使用するのは不届きです。
「パッ」
と、この看板が目に入り、気軽に、電動アシスト自
転車のつもりで連絡をとった段階で真実を知るこ
とになれば、時間的にも無駄です。それも、業者
が、ちゃんとしたことを説明すればの話です。
この看板には、連絡先として、固定電話の番号
は無く、携帯番号のみです、見渡したところ、近く
には、その業者は存在しません。
そして、実物の写真も無く、詳しい説明も、何も
書かれていません。
あまり、お勧めできない感じです。