今日は文鳥の日 | 瞳 まもるのブログ

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鳥飼ったことある?

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 僕の初期のブログ「花と生き物に囲まれて」で
 
触れましたように、僕が小3、弟が新入生のこの
 
年、それまで高学年の受け持ちが多かった男の
 
先生(当時28歳位)が、
 
 「校長先生に懇願して」(閉校記念誌への寄稿
 
  文より)
 
弟たちの担任になりました。
 
 先生の、情操教育への想いもあったのでしょう。
 
教室の後ろに、十姉妹、文鳥(桜文鳥?当時のこ
 
とだから、ナミブンチョウかも?)、ベニスズメ、カ
 
ナリアたちの籠が並んでいました。
 
 小鳥をこんな間近で見たのは、この時が初めて
 
でした。新入生たちは、真剣に世話をしました。
 
 学校が長期休みの際は、子どもたちが分担して
 
家に連れて帰り、世話をしました。我が家にも、
 
ベニスズメが来たことがありました。
 
 この影響で、僕も、十姉妹の番を飼うようになり
 
ました。弟と一緒に、世話表みたいな物を作りま
 
した。数年後、理由はわかりませんが、番同時に
 
亡くなってしまいました。
 
 この楽しい環境も、この先生が、弟たちが二年
 
生の課程を修了した時に転任となり、消えてしま
 
いました。引き継いでほしかったです。
 
 次に飼ったのが文鳥。手乗り文鳥にしたかった
 
のです。弟たちの教室にいたのと同じ種類が良か
 
ったのですが、お店にいなくて、白文鳥の番にな
 
りました。この2羽も、やはり、同時に亡くなってし
 
まいました。まだ、成鳥になっていなかったかも
 
しれません。
 
 時は流れ、高1の冬、セキセイインコの番を飼い
 
始めました。この番、産卵に向けた仕草を始めま
 
した。
 
 「おっ、これは楽しみ!」
 
 メスが巣箱に籠るようになり、やがて、小さな鳴
 
き声が聴こえてきました。
 
 「やったー!」
 
 暫く後、可愛い姿を見せてくれました。親子3羽、
 
幸せな毎日だったのですが、ある日、猫に襲わ
 
れ、大空に消えてしまいました・・・。
 
 釣りは、フナに始まり、フナに帰ると聞きます。
 
鳥の飼育も、これに似たような感じで、再び、十姉
 
妹の番を飼うようになります。
 
 勿論、自分が飼うと決めたので、毎日自分自身
 
で世話をしました。
 
 飼い始めて、1年ちょっと経った頃でしょうか。僕
 
が、かなり重い症状で、病床に臥せってしまいま
 
した。一週間程経ち、やっと歩けるくらいに回復
 
し、十姉妹たちの所へ行ってみると・・・
 
 巣の中で、2羽、寄り添って亡くなっていました。
 
餌は、鳥のことを考え、剝き餌ではなく、殻付きの
 
物を与えていたのですが、餌入れの中にあったの
 
は、少しの殻のみでした。
 
 本当に可哀想で、申し訳なさで一杯でした。僕
 
が動けない中、家族の誰かが気にしていてくれた
 
ら、と思ってしまいますが、こういう事態になった
 
のは、紛れもなく、僕自身の責任です。空腹で何
 
日も耐え、そして亡くなって行った2羽。今でも
 
時々思い出し、詫びることがあります。
 
 こうやって、幾つもの命を奪うことになってしまっ
 
た僕。以後、鳥は飼っていません。民家の窓辺か
 
ら、鳥の鳴き声が聴こえることがあります。鳥を
 
飼いたさが募り、夢にみたのも何度有ることか。
 
でも、償いの意味も込めて、飼わないでいます。