勲章って、そんなに有り難い物ですか? | 瞳 まもるのブログ

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  このたび、北野武氏が、旭日小授章を授章

 

したと発表されました。

 

  北野「身に余る光栄。この授章を糧に、より

 

      芸道に磨きをかけ、ノーベル賞を目指し

 

      ます。」

 

  かつて彼は、「文化勲章をもらって、立小便で

 

 捕まりたい」、「文化勲章をもらった次の日に、

 

 食い逃げで捕まりたい」などと言っていましたが、

 

 実際にもらうとなると、かしこまって、うやうやしく

 

 受け取るのですね。(後段、ちょっと冗談っぽい

 

 ですが)

 

  文化勲章は、簡単に言うと、文化功労者の中

 

 から、文部科学大臣が、5名ほどを総理に推薦

 

 し、決定されるそうです。

 

  万人が幸福に暮らせる良い政治を行っている

 

 政府=国からもらうとなれば、それは光栄でしょ

 

 う。

 

  でも、でもですよ!こんな滅茶苦茶な政治とも

 

 呼べない振る舞いをしている人たちからもらって

 

 何が嬉しいのでしょう?

 

  絶対に有り得ないことですが、僕が勲章受章

 

 者に選ばれたら、

 

  「国民を不幸へ不幸へと追いやっている人たち

 

   からもらうと、僕の名誉に関わるし、ご先祖様

 

   に申し訳が立たない」

 

 と、断ります。

 

  明治の代に、添田唖蝉坊という人がいました。

 

 その人の歌に、「ラッパ節」があります。

 

  名誉名誉とおだてあげ

 

  だいじな倅をむざむざと

 

  砲(つつ)の餌食に誰がした

 

  元の倅にして返せ

 

 

  大臣大将の胸先に

 

  ピカピカ光るは何ですえ

 

  金鵄勲章か違います

 

  可愛い兵士のしゃれこうべ

 

  (後略)

 

  また、東京大空襲を指揮、原爆投下の際、

 

 日本に警戒態勢を取らせないため、B29の

 

 高高度の単機使用を発案した、カーチス・ルメイ

 

 少将に、「勲一等旭日大綬章」という、最高位の

 

 勲章を与えたのも日本政府、現在と同じ政権

 

 なのです。

 

  どうせもらうなら、市民の中から湧き上がった

 

 声の中で、みんなの笑顔に囲まれての感謝状

 

 が良いです。