パソコントップページのニュースを見て、驚き
ました。
「東芝、テレビ部門売却を完了」
ショックでした。前々から、その方向の情報は
ありましたが、とうとう、そんな日がきたとは。
以前にも書きましたが、僕が物心ついた時に
は、東芝製の14型位の、足が4本ある白黒
テレビがありました。次に来たのが、20型の
その名も、「王座」。次が、初のカラー18型。
「ICブライトロン」と言っていました。
カラーテレビが来てからも、王座は、併用して
いました。兄弟で、それぞれ、別の番組を見る
こともありました。
次が、初のタッチチャンネル式の18型。これが
長持ちしました。20年はもったと思います。
遂に見られなくなったこのテレビの代わりが、
今までの、外装が木製だった物から初の、グレー
っぽい色のプラスチックそのままの造りの、一気
に大型の28型。
僕が独立した時、テレビは、もちろん、東芝に
決めていました。こんなに長い間、東芝製の
テレビを見続けてきたので、愛着があるからで
す。これは、28型、初のワイド画面です。ビデオ
デッキも、当然、テレビと同じ東芝製です。
今、こうやって記事を書いていると、当時の
記憶が呼び起こされます。そう言えば、初めての
電気釜も、東芝製でした。井戸水を汲み上げる
ポンプも、東芝製だったと思います。冷蔵庫も、
「北斗星」、次の3ドアタイプも、扇風機も、「しゃく
なげ」を皮切りに、みんな、みんな
東芝製!
こんな、我が家の生活に欠かせない東芝製
品。なのに、何で、こうなってしまったのでしょう。
毎週見ていた「サザエさん」。昔は、サザエさん
が、「明日を創る、技術の東芝がお送りいたしま
す」、タラちゃんが、「いたしま~しゅ」
と言っていました。それが、いつしか、
「エネルギーとエレクトロニクスの東芝がお送り
いたします」
に替わりました。
その「エネルギー」の選択の大間違いが、非情
に残念です。
なぜ、その道を選んだのでしょう。なぜ、こんな
結末を迎えなければならなかったのでしょう。
愛用者として、実に悲しいです。