壊されていく思い出 | 瞳 まもるのブログ

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  この頃、新設高校用地の工事が本格化してきまし


 た。新設高校・・・生徒数の減少により、現在の2校


 を統合させ、新たにその中間の場所に建てるのです。


  過去のブログにも書きましたが、まず、小学校が


 取り壊され、跡地は公民館に。続いて隣接の幼稚園


 が子どもセンターに。その後増築され、かつての運動


 場は姿を消してしまいました。


  さらに、今春中学校が廃校に。生徒は遠い旧隣町


 へ。残された校舎を重機が壊す、壊す。跡地は、健全


 運営の当ても無い新病院へと、現在工事中。もう、


 校舎はすっかり無く、体育館が残るのみ。


  そして、最後に残った高校までが統合決定。その


 用地。子どもの頃、蛙やおたまじゃくし、ザリガニなど


 を捕まえて遊んだ田んぼ、ため池が容赦なく運び込ま


 れた土に覆われてしまいました。例え、休耕田になっ


 ていても、自然のままで残っていて欲しかったです。


  新設校の概要が町の広報に挟まれていましたが、


 よくある、「エリートの育成」、「スポーツで有名校に」


 との野望が垣間見え、良い気がしません。


  学校は幼・小・中・高を問わず、地域住民みんなと


 共に存在し、愛されるべきものです。決して、文科省、


 地域有力者のための物ではありません。


  毎日の生活。時に厳しい状況に、心身が傷つく事


 もあるでしょう。そんな時、幼い頃に思いっきり遊んだ


 り、青春の季節、笑い、涙し、怒り、恋し過ごしたかけ


 がえのない思い出が自分を支えてくれるのです。


 これは、高校卒業時、クラスの文集に、恩師が書いて


 下さっている事に通じます。


  僕の年代は、十分自然がありました。暗くなるまで


 遊んで親が迎えに来たこともあります。


  今、残された自然は大事にされず、子どもたちは、


 遊びで遅くまで外にいるのでなく、塾、習い事、スポ


 -ツ活動で、まるで、小さな大人が、仕事の代わりに


 こういう事をさせられている、かわいそうだなあと思


 います。


  やがては、思い出は目に映るものでなく、心、胸


 の中だけに存在するようになっていくのでしょうか。


  高校。母校が廃止される前に、何とか、野球部が


 甲子園に出場して欲しいです!