前回のブログ、タイトルと内容に合致する所が少し
しか無く、皆さんを偽ってしまったように感じます。
そこで今回、改めて動物たちについて書きます。
小豆島も、少子・高齢化率が高く、また海外の安価
な資材の輸入により山の手入れは昔とは比べ物に
ならないほどされていません。また、逆に開発と称す
る自然破壊で、ズタズタにされている場所もあります。
その影響で、野生動物たちが人里に下りてきます。
猿、鹿、猪などが多いです。山に近い道路沿いには
それらに注意を促す標識があります。それ自体は
微笑ましい絵柄なのですが、実際は悲惨です。
もともと自分たちが暮らしていた領域を人間が侵し、
生きていくため仕方なく山を降りる、食糧として農産
物、林産物、家庭の栽培物を食べる。すると、「鳥獣
被害」とされ、駆除=殺される。一体、動物たちに何
の罪があると言うのでしょう。もちろん、関係者の被
害額は莫大です。でも、いきなり撃たれる、罠にかけ
られる、そして、目の前で銃口を向けられる彼らの
その時の心境とは!ある人の話では、特に、猿を
撃つ時は、たまらないそうです。人間に近いのです
から、それはそうでしょう。
この頃、瀬戸内海を泳いで小豆島に辿り着く猪
の例が幾つか報告されています。「マリリンに会い
たい」は、微笑ましいですが、猪は、新しく、生息域
を増す=数が増える=駆除数が増えるとなります。
最近も、湾内に泳ぎ着いた猪を、数メートル離れた
ボート上から、猟友会員が射殺したそうです。
また、道路上で、狸、猪の哀れな姿を見る事も増え
ました。
一方、ペットの動物たち。ブームに乗せられ、後の
事も考えず動物を「買う」。命の売買も問題ですが、
やれ、大きくなった、お金がかかる、引越しなど、
人間の勝手な理由で捨てる、保健所に「持ち込む」、
そして虐待。彼らの純真な目に映る飼い主のおぞま
しい姿。裏切られた彼らの胸に広がる感情、心境。
ここで言うまでもありませんが、「一生面倒を見る」
という、当然の覚悟が無い人は、絶対に生き物を
飼ってはいけません。
夜、民家近くを歩き回る犬たち。「彼らも元は飼い
犬だったのか、それとも、捨てられた親から産まれた
のか」と、その境遇に想いを巡らせるのです。