日常のひとコマ さっきまで降っていた雨の雫が、庭の蜘蛛の巣に 残っています。雲間から射し始めた日の光に照らされ 綺麗に光っています。まるで星座のように。 ある場所では、巣本体を支えるように伸びた1本の 糸に一滴残った雨。風が吹くたびに揺れ、釣り糸の 錘のごとく、そこから角度が変わり、釣竿に手繰られて いるようです。 雨上がりの静かな庭。生き物たちは何も言わずとも 一生懸命生きています。