今日、土庄港のオリーブを見てみると、1本の木に
真っ黒に熟した物、濃い紫色の物、赤紫色になりか
けの物、きれいな黄緑色の物が混在して生っていま
した。
小豆島に生まれ育ち、オリーブは昔から身近な存
在です。
小学校にはオリーブの木が何本もありました。害虫
のオリーブゾウムシ駆除のため、全校総出で1匹ず
つ手で捕まえたこともあります。また、今で言うガチャ
ガチャ(当時は1回10円から20円)のカプセルに捕
まえたゾウムシを入れ、先生に持って行くと、1匹に
つき10円もらえたような記憶があります。
また、オリーブを守るポスターも描き、これは現在で
も、毎年優秀作は表彰されています。
給食にもたびたび出ました。新漬けでしょう。塩味で
した。僕はあまり好きではありませんでした。
中2の始業式の日に苗をもらい、弟のもらった苗と
一緒に植えました。10キロの米袋いっぱいに実った
事もあります。
しばらく減少を続けていたオリーブ栽培面積ですが、
このところ盛り返しているようです。
ただ、その新たな栽培地が、かつてきれいな水を張り
生き物たちが生息し、稲が見事に実っていた田んぼが
耕作放棄地になった後に造られた所が多い点、残念で
なりません。
冒頭のオリーブを見て、子どもの頃を思い出し、綴って
みました。過去の記事と重複する部分があるかもしれま
せん。ごめんなさい。