秋祭りの思い出② | 瞳 まもるのブログ

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  池田地区の秋祭りは亀山八幡宮で行われます。


 小豆島、豊島共に、太鼓台を奉納します。中でも


 ここでの太鼓台の特徴は、太鼓台の横棒が地面


 すれすれになるまで傾け、今度は反対側へと、計


 三回繰り返すのです。これは、他の地区にはない


 迫力です。子どもの頃、僕の地区にも大太鼓があり


 ました。が、壊れていたようで、一度も乗りませんで


 した。実は、その傾けるのが怖くて、乗ることになった


 らどうしようか、と思っていたのです。


  太鼓台を奉納する地区は、神社の馬場に幟を立て


 ます。父の撮った写真にも、昔は多くの幟が写ってい


 たのですが、それが減っていった時期がありました。


 でも、伝統を絶やさないようにとの想いから、また復活


 したようです。それでも、過疎化、少子化、高齢化で、


 担ぎ手も、乗り子も、集めるのに毎年苦労しています。


 女の子が乗ったり、おじいさんが乗った地区もあるそう


 です。また、隣の地区から来てもらったりもあります。


 太鼓台披露の際は、他の地区同士が、担ぎ手の協力


 をし合います。


  祭りの最後は、神社近くの地区の太鼓台を両手を伸


 ばし、高く掲げ続けます。危険だからと、終了の合図が


 あっても、意地で続けることはよくあります。


  こうやって綴っていますが、写真、映像があれば、実


 際はどんな状況なのか、すごくわかりやすいのですが、


 繰り返しになりますが、デジタル機器を持っていません


 ので、それも叶いません。申し訳ございません。


  なお、この亀山神宮馬場。石垣作りの桟敷、町の重要


 文化財に指定されています。一つ一つ、持ち主の家が                        


 あります。でも、それを知らずに使っている人も多いでし


 ょう。昔は、松も青々と、それは立派に立ち並んでいまし


 たが、松食い虫のせいか、殆ど伐採されてしまいました。


  また、御旅所、警備本部は、かつて、農村歌舞伎舞台


 のあった所です。つまり、桟敷は、歌舞伎の客席でもあっ


 たのです。この舞台、僕が子どもの頃は、まだ茅葺屋根


 だったと思います。それが、トタンで覆われ、ついには、


 跡形も無く、撤去されてしまいました。どちらも、松竹


 映画「二十四の瞳」(1954年、高峰秀子主演)で確認


 できます。


 ました。