祖父を崇拝し、戦前に憧れ、国民を暗黒の世に引き
ずり込もうと躍起の安倍首相。自民はもとより、公明も
そのアクセル役を果たし、それさえ自党の成果と胸を
張る。こんな与党に対し、野党も維新をはじめ、似た
政党が多数を占め、大政翼賛会の如し。
国がこんな状態の中、僕たちに最も身近な議会が
市町村議会。
今年、「小豆島九条の会」は結成9周年を迎えました。
その九条の会が先月、小豆島にある、土庄(とのしょう)
小豆島両町議長に「集団的自衛権行使容認の閣議
決定撤回を求める意見書を国に提出するよう」求める
請願を行いました。
結果は・・・土庄町 賛成3、反対10
小豆島町 賛成1、反対12
以上のように、圧倒的多数で否決されました。
という事は。
国が集団的自衛権行使、→戦争に巻き込まれる→
自衛隊員に死傷者→自衛隊志望者激減→徴兵制導入
・・・となった時、反対者は、隣近所の住民を戦場に差し
出す事に賛成している事になるのです。
「飛躍している」と思われるかもしれませんが、国に
反対できる現在でこうなのですから、いざ、そうなった
際、「住民を守ろう」と考えないのは明らかです。
彼らが議員に立候補した理由、目的は何なのでしょう。
町民のより良い暮らしのためではなかったのでしょうか。
それとも、「議員」という、地位を手に入れたい、そこから
生まれるであろう、業者からの賄賂欲しさだったのでしょ
うか。
小豆島は、皆さんご存知、「二十四の瞳」作者、壺井
栄の出身地です。その島でこの有様です。大いに憤慨
しています。
土井たか子さんがお亡くなりになりました。安倍政権中
に護憲を主張なさっていた彼女がお亡くなりになった・・・
ちょっと暗示するものがあるようで、恐ろしいです。
なんとしても、この尊い平和を、それを奪おうとしている
者たちから守り抜かなければなりません。
今月19日、「戦争体験を語り合うつどい」10回目が
開催されます。心を込めて参加します。