2007年、初めて原水爆禁止世界大会長崎に参加
しました。長崎自体は二度目。前回は中学の修学旅
行でした。バスガイドさんに、「あそこが爆心地」と教わ
ったり、原爆資料館も訪れ、弟を背負った兄の写真が
強く記憶に残っています。集合写真は、平和祈念像
前でした。
初日、開会総会会場。全国各地から続々と集まる参
加者たち。海外代表団の姿もあります。皆、ゼッケン
や横断幕に、思い思いのアピールを記し、意気込みが
伝わってきます。
開会。壇上に並んだ参加者の発言。中でも、就任後
初参加の田上長崎市長には、一際大きな拍手が起こ
りました。田上市長は、「原爆使用正当化発言など、
核兵器廃絶へ取り組むべき被爆国としての基本的な
考え方が揺らいでいるのではないか」と批判。「凄惨
な被爆の実態を知る事が、被爆の経験を世界へ継承
し、核兵器廃絶の原点になる」と強調。「被爆者たちの
思いを、もう一度確かめ合いたい」と述べました。
熊本の原爆症認定訴訟原告の「勝ちました!」の声
に、一斉に歓声、拍手。今までの苦しみに聞き入り、
国へ、判決に従うよう、再び戦争をする国にならないよ
う求める声に、また拍手。
さらに、海外代表や、平和行進参加者など、多彩な
顔ぶれの発言で、会は進行しました。
二日目の分科会。「止めよう戦争への道、守ろう
憲法9条」に参加しました。安倍首相になり、一段と
戦前回帰に向かう世の中を許してはならないと、強く
思っていたからです。この様子は、また次回でご紹介
させていただきます。