いよいよ港区生涯学習センターでの実習の日です。
昨年の6月にセンターからの要望があったのです。
イタリアのトリノ市と名古屋市は姉妹都市になっているとのことで、
お米を使って、ということです。
それならリゾットがいいかな、ということになりました。
入手困難な材料はゴメン、好き嫌いがなくて調理しやすいのは?
アシスタントの娘と考えて、“海老と鶏ささみのリゾット”にしたのです。
もう一品はさっぱりしたサラダということで“大根と柿の新玉ねぎドレッシング”に。
どの程度やれる方々が参加されるのかわかりません。
やれない、という前提にたって準備をしていきました。
海老は殻も背ワタも取り、塩と酒と片栗粉で臭みを取り除き、
ささみは筋を取り除いて等々。
さーて、実習は6テーブルに分かれての全部で19名です。
年齢は50代、60代、70代で、半分くらいは男性です。
始めに私の調理台に集まっていただきリゾットを煮ている間にサラダをと、
観ていただき、味見もしてもらいました。
リゾットはちょっと芯の残るアルダンテに仕上げるのが肝心です。
そしていよいよ、各調理台で実習です。
案ずるより産むがやすし、とはよく言ったものです。
まったく心配なし、切るのが苦手の人はリゾットの混ぜや、洗い物を。
試食し、後片づけまでして予定より30分も早く終わりました。
皆様凄く真剣でかつ楽しんで調理していたように見られました。
私も楽しく教えられましたし。
まずは私の調理台で。
私の調理台での出来上がり
参加者の方もなかなか美味しく出来上がりました。
真剣に取り組んでいますよ。
私はリゾットが好きで、日本米でわが教室でもやります。
今回はイタリア米を使うといテーマです。
日本の水耕栽培のお米ではないので、出来上がりは随分違います。
まず出来上がりがふやけないので、時間が経っても大丈夫なことです。
レストランでは便利かもしれませんが、味と触感はかなり違います。
私は粒がしっかりした山形米「つや姫」のようなお米のリゾットの方が好きかな。