10月2日(月) パリ2日目
朝から喉が痛い。
昨夜のお風呂でちょっと寒いかな、もっと温まらなくてはと思いつつサッと出て
しまったのがいけなかったのか。
イタリアと比べれば、やはりパリの温度は低いのに。
でも大丈夫でしょうーーね?
本日はルーブル美術館からエッフェル塔まで歩く、という予定です。
ルーブルの入場券は既に買ってスマホに納まっています。
何でも事前に入場券を買っておかなければいけないんです。
チケットがあって入場するだけでも、長い列をつくっているのですから。
比較的空いているという午前でも、この様な状況です。
とに角広い広いルーブル、一応観る順を考えては来ました。
モナリザ、ミロのヴィーナス、サモトラケのニケは観たいとか。
やはりモナリザにはたくさんの人だかり、それでもしっかり観てきました。
50年前にはほとんど人はいなかった。
誰もいないモナリザの前で「これがモナリザか、けっこう小さいんだ」なんて思っていました。
セーヌ河沿いから見たルーブル
正面
天井も素晴らしい!
ミロのヴィーナスもやはり人が多かったですね。
美しい彫刻です。
向田邦子さんのエッセイに「ミロのヴィーナスの前から不動金縛りになってしまった」
といったことが書いてあったのを思い出しました。
女性独特のふっくらした柔らかさのある絵画が多いのに、彫刻はゴツゴツした裸の男性が多い。
とにかくたくさんの作品で溢れている、わけが分からなくなって、そんな感じです。
ニューヨークのメトロポリタンもとんでもない大きさですが、ルーブルの方が大きい?
2時間くらい居たでしょうか。
まだまだ観ていない展示場があるのですが、疲れてしまった。
いやそれよりも何だか気分が悪く、ダルい。
ちょっとホテルで休みたい、と。
予定としてはエッフェル塔から昔泊まっていたサン・ジェルマン・デプレ辺を歩くという。
少しホテルで休んでから、予約してあるBrasserie Lippへ。
ここはサン・ジェルマン・デプレにある150年前からやっているブラッサリー。
アーネスト・ヘミングウェイもこの店にくるのが楽しみだったという。
ジャンポール・ベルモンドやらたくさんの有名人の写真が飾ってありましたね。
悪いことに何だか気分だけでなく、食欲もない。
こんな処までわざわざ来たのに。
大きな店で、老舗といった雰囲気を醸し出していますね。
オーダーしなくては。
*夫はアペタイザーにパテ
*私はシーフードと野菜のスープがあるというので、野菜のスープをオーダー。
出てきたのはカボチャのスープ、カボチャとは想定外でした。
*夫はペッパーステーキを
もの凄いペッパーが効き、舌がヒリヒリ。
夫は結構楽しみにしていたのですが、期待に反してあまり美味しくなかったようです。
私は食欲がないので論外ですが。
ビール1杯だけ飲んで€80(私がほとんど食べてないので安いのかな)
ビールを頼むと出てくるのか、フライドポテトが籠いっぱい出てきました。
このポテトも気に入らない、何故ってマクドナルドのフライドポテトのように
機械で押し出して揚げる、というもの。本物のじゃがいもではないことです。
(モスバーガーのは本物のじゃがいもを揚げています)
昨日のブラッサリー、ルーブルは本物のじゃがいもをちゃんと揚げてありましたよ。
老舗のくせにアメリカのマクドナルドのマネをして、手を省いている。
先祖が泣くぞ、と言いたいですね。
そんな元気がまだあったんですが、帰ってみて体温計で計ると、やはり38,4度。
こんなところで風邪をひくなんて(私は風邪を引くといつも熱を出す)
最悪!