9月29日(金) ミラノの3日目 | いとう とみこの美味しいブログ

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イタリア料理教室やグルメ食べ歩きをのんびりと書いていこうと思います。

9月28日(木) ミラノ3日目
今日はかねて予約してあった最後の晩餐ツアーです。
サンタ・マリア・グラッツィエ教会に10時に集合です。
有名なレオナルド・ダヴィンチの絵を観たさに申し込んだのですが、日本人ガイドさんが
親切で丁寧で素晴らしかったですね。
ダヴィンチは最後の晩餐を独自で卵を使った絵の具で制作したとのこと。
隣の部屋が厨房になっていて、湯気で絵が痛んでしまったこと。
ナポレオンに制覇されていた頃は、この広い部屋を馬小屋として使われ、馬に乗って通れ

るようにとキリストの机の下の足の部分を切り取ってしまったこと。
第2次大戦時には周りは壊滅的な撃を受けたのだが、奇跡的にこの絵は生き残ることが
できたという、長い歴史を持つ絵になっているとのこと。
貴重な絵を少しでもダメッジをうけないように、明かりも暗く30人の入場に限定している。
よって空港のような厳しいチェックは当然なのでしょうね。



そこからスターバックの見学です。
スタバの創始者はイタリアのエスプレッソが大好きで、シアトルで開業すると海外の

第1店舗はミラノにしたとのこと。
コーヒーに厳しいイタリア人に好まれれば世界で受け入れられる、と思って。


スケール大きさにびっくりしましたね。
これがコーヒー店? まるでビール工場のようです。
ここで焙煎したコーヒー豆で作り立てのホヤホヤを飲ませてくれるいうものなんです。
入場するところから長蛇の列、一杯のコーヒーを飲むのも大変です。
我々はツアーなのですぐ入れましたが、見学だけ。
ミラノでしか売っていないという、コーヒーポットだけ買いましたが。


そしてスカラ座を含めたドゥオーモ辺りの見学で終了です。
ドォオーモの中は絶対に観た方がいい、とのアドバイスだったので、
関係者用の窓口で明日の入場券を買っていただきました。
何しろ入場券を買うだけでも長蛇の列なんです。

ガイドさんのお話によると、昔ローマ、ベニス、フィレンツェ、ナポリは戦争に強かった
ので長く独立できていた。(地形的に他国が攻め難いということもあり)
それに比べミラノはいろいろな国に制覇をされ、1990頃にやっと独立できたとのこと。
よって他国の影響を享受してきたこともあり、イタリア経済の中心地になってきたとのこと。
それを知ると、ローマ、フィレンツェ、ベニスに行ってみて昔のままを維持し、
昔のまんまで進歩なんていらない、このままが一番なんだというのがわかります。
ミラノはちょっと違っていて、都会の印象を受けた訳がわかりました。

個人旅行なので、時間はゆっくりです。
ホテルに帰って少し休み、夕食はコンシェルジェに薦めていただたホテルの傍の「Mikic Srl」
ピザが食べたいとのリクエストに推薦してくれたブラッスリー。
ピザリアと思いきや水槽(日本の和食店のような)でたくさんの魚が泳いでいるような大きな店。
たくさんのメニューから選んだのは、
*シーフードのサラダ
 新鮮で、お馴染みのシーフードがさっぱりといただけました。
 シーフードの煮汁とたっぷりのレモン汁、それにちょっとだけEXVオリーブオイルで
 さっぱりいただくという私のと同じ。これだけで嬉しくなってしまいましたね。


*マルゲリータ
 フレッシュモッツァレーラとトマトソース、それにバジルの葉のシンプルさが一番。
 大きさにビックリ! 2人で食べきれる?
 ムチャクチャ美味しい! 今までにイタリアで食べた料理で一番!


*カルボナーラ
 パルメザンチーズたっぷりのカルボナーラを食べたい、食べたいと言っていた夫です。
 本当にパルメザン、たっぷりでしたね。
 さぞかし満足でしょうと思いきや、量の多さとリッチな味わいにさすが食べ切れない。
 (ピザも食べたいし、私にはちょっとこれは苦手なパスタだし)


レモンチェロという食後酒をサービスして下さいました。
グラッパは甘くないのですがサンブッカとように甘く、アルコール度数は高い。
美味しかった!

キャンティ・クラシコ€32を含めて€94、なんてお安いこと。
そしてイタリア中で美味しさも雰囲気も一番好きでしたね。
昨日のミシュラン★のレストランはどうしてくれる?といわれるかも知れないけれど。

大きな水槽と新鮮が魚達でした。

ピザが美味しいのはこの薪の釜なんでしょうね。