名古屋のお雑煮 | いとう とみこの美味しいブログ

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イタリア料理教室やグルメ食べ歩きをのんびりと書いていこうと思います。

名古屋に来て早半世紀近くなるのですね。
まだ若かりし新妻の頃、当時は東京に住んでおり、お正月を名古屋で迎えた時のこと、
雑煮にいたく感激したのです。
浦和で育った私には、いろいろ具の入った雑煮を美味しいとは思っていなかったかな。
おもちが好きではなかったこともありますが。

義母が作ってくれた雑煮はもち菜とお餅だけ、
美味しかった!
それからの私の作る雑煮は具はもち菜とお餅だけの名古屋式です。

儀母のはお餅を焼かずに煮込むので、濁った汁になっていました。
私は済んだ汁の方が好きなので、お餅を焼いて、柔らかく煮たもち菜とちょっとだけ煮込みます。
そして海苔と柚子の皮をちょっと散らしています。

 

お正月の朝はこの雑煮だけなので、大晦日に昆布とかつおのダシをたくさん作っておきます。
ついでにもち菜も切ってすぐ使えるようにしています。
お正月くらいゆっくりしたいですからね。

最近はもち菜が少なくなり、関東出身の小松菜が幅をきかせています。
小松菜はシャキシャキして炒めたり、煮浸しなどには良いのですが、
煮込むとクタクタになってしまい、雑煮にはイマイチです。
昨今では正月菜などと称してどちらかも区別がつかないのが売っていますが、
雑煮にはもち菜、これに限ります!