味噌おでん | いとう とみこの美味しいブログ

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イタリア料理教室やグルメ食べ歩きをのんびりと書いていこうと思います。

知多から購入した大根、大事に新聞紙に包まって出番を待っています。
いくら北側の倉庫でも早く使わなくては、ということでおでん作りに取り掛かることにしました。

もう40年以上も前のこと、義父が存命の頃、わが家はおでんといえば東区の「なかよし」
というおでんやに買いにいっていました。
義父の昔からの友人のお店です。

そのおでん屋さんは昔にしては飛んでる方で、2人の子供をお一人で立派に育て上げた女性です。
関西風のあっさりした、それでコクがあるおでんはよくお店でも食べにいったものです。

長い間お世話になったおでん屋さんもなくなりました。
当時は困りましたね。

そこで見よう見まねで同じような関西風おでんを作るようになって早4半世紀にもなりますか。
「なかよし」の娘さんに私のおでんを食べていただいたとき。
「母のおでんはとみ子さんが継いでくれたんだ」といたく褒めてくださいました。

おでんは大根が命、ですから知多の大根が手に入ると作るというわけです。
おでん、と一口に言ってもこだわっていますよ。
ダシはコンブとかつお節、にぼし、鶏がらスープまで入れて。
(わが家は化学調味料は使わないので)

今回はたいちゃん達が夕食を共にするので、味噌おでんにしました。
牛スジを煮込み、そのスープも加えます。
ダシは八丁味噌、西京味噌、福島の田舎味噌を合わせ、
卵と大根とコンニャク、牛スジは味がしみ込んだ方がいいので、前日からダシに漬け込んでおきます。
そして翌日練り物を入れて、煮立てないようにじっくり煮込む。

そして食べる直前に串カツを揚げて、味噌につけていただく。
なんだか居酒屋さんの味噌おでん、そのものですね。
そしてお酒は日本酒。



私はイタリア料理よりおでんの方が得意かな?