ニューヨーク  エッセイ その6 | いとう とみこの美味しいブログ

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イタリア料理教室やグルメ食べ歩きをのんびりと書いていこうと思います。

ニューヨークの親切な人々


世界一の大都市ニューヨークの今回の印象は、もの凄い好景気であること。
今まで手をつけていなかった地域にもビルの建設ラッシュ、
ハーレムやブルックリン、ブロンクス等の黒人街にも新しいビルが建ち、
綺麗に整備され、治安がよくなり、白人も住み始めるようになっている。

我われも今回、すっかり安全になったDumbo(Down Under Manhattan Bridge Overpass)
に行ってきました
大好きな映画「Once Upon a Time in America}のロケに使ったマンハッタン・ブリッジを背景にした場所です。
感無量!
たくさんの観光客がいっぱいです。
日本人の若い女性にお願いして、橋をバックに2人の写真を撮ってきました。
彼女達に映画を観たかを尋ねたところ、知らないとの返事。
そーか、彼女達が生まれる前の映画だったかもしれないなー。

ニューヨークの人々の歩くスピードはひどく速い。
そして多くの人が何か話し合って歩いている。
一人でも一生懸命話しながら早足で歩いている。
頭がおかしいのでは?
いやいや、イヤホンをして、スマホをしながら、大きな声で。

そんな世界一の大金持ちから貧乏人、世界中から集まってきた人種、そして観光客、
そんな何もかもが集まった喧騒な大都市にも親切な人はいるのです。
そんな親切に出会ったことを書いておきたいと思います。

その1
我われはニューヨークに行くと、いつもメラトニンという眠りを助けるサプリメントを買ってきます。
眠りのヘタクソな私には「気休め」とも思えるのですが、夫には効くようです。
3mg、5mg、10mg、とメラトニンの量が増えると、値段も随分違います。

Duane Readeという大きな薬局のチェーン店に入りました。
10mgの100錠入りのメラトニンが何と半額!
大喜びで4箱カウンターに持って行きました。
カウンターで太った黒人女性が、ガムをクチャクチャ噛みながら、
パスワードを入力するようにと、言う。
えー!、パスワードって何?
相変わらずカウンターの女性はガムをクチャクチャして、早くしろと急き立てる。

するとお隣で会計をしていた品の良い中年の白人女性が、
我われのところで彼女のパスワードを打ってくれた。
そしてその時やっとわかった。会員だけが50%引きになるのだと。
なんという親切!
お陰さまで$100くらいセーブ出来たことになります。
安く買えたということもありますが、何か温かなもの、幸せを感じたのです。

その2
ニューヨークの地下鉄はカードを買うことも大変難儀しますが、
乗り場でカードをスルーするのにもテクニック?がいります。
サーっと通すといいのですが、ちょっとモタモタしているとバーが動いてくれません。
1回失敗すると、機械が覚えているのか?何度やっても失敗してしまう。
その時も困っていると、そこに居たお巡りさんが自分のカードで通してくれたのです。
日本のお巡りさんでは考えられます?
我われが日本人だったからか、夫婦だったからか?
「人を見たら泥棒と思え」という性悪説だと思っていたアメリカ人でも、
人を信じるお巡りさんが居るんだ、と嬉しくなったのです。

その3
Dumboからマンハッタンに戻ろうと、地下鉄の駅を探していました。
夫はベビーカーの赤ちゃんとゆったり座っている若い女性に道を聞いたようです。
すると彼女は「私はベビーシッターなのでどこかを歩きたい。ご案内しましょう」と。

かなり狭い道あり、坂あり、工事のため(この地域はいたるところ工事だらけ)に行き止まりになったり。
それでも700~800mは歩いたでしょうか、最後まで案内してくれました。
その間赤ちゃんはずっとニコニコして本当に可愛らしかった。
こんなに遠いところまで案内してくれるなんて!
日本人のおもてなしの心は、ニューヨークでも健在です。

これらの温かな親切を受けて、大好きなニューヨークがますます好きになっています。
それでもそろそろ他にも目をむけねばね、元気なうちに。