ニューヨーク エッセイ その2 | いとう とみこの美味しいブログ

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イタリア料理教室やグルメ食べ歩きをのんびりと書いていこうと思います。

日本の飛行機は素晴らしい!
今回初めてニューヨーク往復をANAにしました。

2001年,我われ家族はニューヨークに行きをJALから始めてデルタ航空に変えました。
名古屋からデトロイトへ、そしてNYへ行くデルタの方が連結が良かったからです。
(同時多発テロで帰れなかった、という惨事にも遭遇してしまいましたが)

デルタの利点がもうひとつあります。
デルタはマイレージがいつまでも有効だからなのです。
エコノミーに乗りたがらない夫には、この制度が何にもまして有難いことだったのでしょう。

それから18年、ビジネスクラスとはいえ、最初のシャンパンを飲む時以外は我慢の連続でした。
何ともならないサーヴィス、食事。
ですからビジネスとは座席のスペースを買っているのだと、解釈していました。
我慢しましたよ、3年前ニューヨークの帰りの便であの最悪の事があるまでは。
そしてもう2度とデルタには乗らないとを決心したのです。

そういうわけで今回はANAということになったのです。

いやはや機内に入った時から、デルタとは何もかも違います。
優しい笑顔、なんとか楽しいフライトになるようにとの心配り。
カーディガンやパジャマをリクエストをすれば貸してもらえ、少しでも寛いでもらおうと一生懸命。
トイレにはシャワレットまで装備されていました。

名古屋を朝早く出て、成田での待ち時間が7時間だった私達には嬉しい限りです。

食事の時間になりました。
1品、1品、お盆で運んでくださるのです。
ですからディナーが約2時間くらいかかっていますね。
日本のファンシーなレストラン並みのサーヴィスです。
添乗員はデルタの4、5倍はいるかな。
デルタでしたら、ワゴンでサッサと配ったら、ハイ終わり。
さー、休憩だね、てな感じでしたのに。

「日本人のサーヴィスには心がある、おもてなしの心がある」と誇りに思いました。



帰りの便の食事です。
我われはニューヨークでのディナーには、日本料理を食べませんでした。
だからきっと日本食をミスするだろうと、夫は帰りの便には和食をリクエストしていました。
(夫はなんでも周到に用意するタイプです)

デルタなら帰りの機内食はほとんど食べず(いや食べたくない)でした。
それがそれが今回は美味しくいただけたのです。
*アミューズ



*前菜
 今度はワゴンで運んでいました。
 それもそのはず、前菜の1品1品のタレを小さな容器からパキッと割って、それぞれにかけているのです。

 ポン酢、酢味噌など。
 タレをかけたままで機内の運んでくるのと、食べる瞬間にかけるのとは、味はまったく違ってきますよね。
 容器を開けなければならないので、ワゴンで運んできたのですね。


 

*メインは和牛の味噌煮
 和牛なので、私にはちょっと霜降り過ぎていましたが(スミマセン)

*デザート



その場でタレをかける、ということがあまりに素晴らしかったので、添乗員さんにお話すると、
銀座の懐石料理「奥田」と、復路のニューヨーク便だけ9月から始めたコラボとのことです。
「奥田」はニューヨークとパリにもお店があるとのこと。
ANAのこういった姿勢が嬉しいですよね。
こんな機内での食事が楽しめたのは、今までにないことで、何か得した気持ちです。