わが家はおせちを全部作ります。
買ったものは、料亭でさえ甘すぎ、味が濃すぎで、すぐ飽きてしまうからです。
というよりも、昔から作っているからかな。
一番気を遣うのは黒豆。
失敗が許されないからです。
まず今年の丹波の黒豆を求めることから始まります。
粒が大きく、味も深い、濃い。
28日、黒豆を洗ってたっぷりの水に一晩つけておきます。
29日、紙で落し蓋を切り取り、さらに蓋をして弱火でコトコト煮続けます。
途中水分がなくなってきたらお湯を足してコトコト。
翌朝、煮汁の量を一定にするため、黒豆と煮汁を分けます。
そして煮汁と砂糖を溶かし、黒豆を加える。
これもコトコト、落し蓋をし、蓋は煮こぼれを防ぐため蓋のずらしは大きめに。
やっと出来上がりました。
味をしっかり含ませるため、もう一晩置いたほうがいいのですね。
こんなに時間のかかるおせちは他にはないんですね。
今回は700gの黒豆でしたが、差し上げる方が多くなっています。
来年は1kgにしようかな。
とりあえず、美味しくできて安堵です。