早いものでわが料理教室も25年目を迎えています。
平成5年10月、知り合いで集めた3つのクラスから始めました。
当時は「イタリア料理ってスパゲティ?」、こんな認識しかない時代でした。
そのうちにアレヨアレヨ、とイタリアンブームになり、若き乙女達で教室は一杯に。
そして今は長年通って下さっている生徒さんに落ち着いています。
でも時には体験をしたいというクラスも出来ます。
体験のときはいつもイタリアンの基本、トマトソース作りから始めます。
青森のにんにく、有機の玉ねぎ、自然塩、とこだわりったトマトソース。
そのソースを使って、ちょっと手を加えた”豚ロースのトマトソース煮”
それにこだわりのサラダ油とお酢を使った手作りドレッシングのサラダです。
今回の体験教室の食卓です。
優しい味なので、いつも生徒さんは驚きます。
「自然が一番」と自然な材料を求めると、優しい上品な味になるのです。
そんな料理本3冊目が昨年出版いたしました。
興味のある方は http://springstreetnagoya.com/ をご覧下さい。
今回はこだわりのトマトソースをご紹介します。
優しい味になりますよ。是非お試しを。
トマトソース
材料
玉ねぎ 1/2個(みじん切り)
にんにく 1片(みじん切り)
ホールトマト 800g(缶詰2缶)
オリーブオイル、 塩、 こしょう、 ローリエ
作り方
1.ホールトマトのヘタ、皮などの固い部分を取り除く
2.ホールトマトを手でつぶす
3.鍋にオリーブオイル、にんにくを入れ、にんにくの香りが出るまで弱火でゆっくり炒める(約5分)
4.さらに玉ねぎを加え、ゆっくり、ねっとりするまで5分くらい炒める
5.つぶしたホールトマトを加え、強火にして煮立たせ、アクを取る
6.ローリエ、小さじ1弱の塩、こしょうを入れ、蓋をして約20分やや弱火で煮、最後に味を確かめ、足りなければ、塩、こしょうをする
あったらいいなー、究極のこだわり材料
① 玉ねぎは有機を求めたい
弱火でゆっくり炒め、旨みと甘さを出してくれる玉ねぎは、最も大切な野菜のひとつ。有機野菜の玉ねぎはうれしいくらいこの旨さや甘さが濃く、かつ上品な優しい味に仕上げてくれるのす。
② にんにくは青森産を使いたい
にんにくは青森が断然一番。土壌がにんにくに適しているのでしょう。香りがよく粒が大きいので調理しやすい。
③ ホールトマト
缶を開けると真っ赤な、見るからに柔らかそうな、小さめのトマトがぎっしり詰まっている。舐めてみるとこれだけで「うまい!」、そんなホールトマトを求めたい。
④ 塩は自然塩を使いたい
塩は科学的に作られた科学塩と約80種類にも及ぶ微量ミネラルを含む海水から作られた自然塩とがある。自然塩で作った料理は、味を優しく、まろやかにしてくれます。
⑤ こしょうは挽きたてを使いたい
ペッパーミルで挽いたものは香りが違います。わが家は日本料理の中華料理もすべて挽いています。こしょうを多めにすると塩気は控えめにできますよ。