孫たちとの夕食で感動したことを、ちょっぴりエッセイにしました。
ある日の孫とのディナー
2017・10・28
今日は娘の用事で、たいちゃんたち3人がわが家の夕食に加わります。急いで買い物? いや待てよ。冷蔵庫にはゆめちゃんのお好みのロールキャベツが作ってあるし、皆大好きな生ハムメロン用の生ハム、メロンも揃っている。
それにちょっと前の客人用に作った“ミートボールとソーセージのトマト煮”も冷蔵庫で出番を待っている。ちょっと量が足りないかな?それならパスタにしようか。パスタは私のお好みでもあるオレキエッティかな。それにサラダを作ればゴージャスなものです。そうそう知多大井の漁師市で買った赤しゃがある。
知多の人は赤シャを茹でるのだそうです。私も最近は買ったら知多の海の家で茹でることにしている。殻はすぐ取れるが、けっこう面倒と言えば面倒なもの。今回は小さな赤しゃだったので、さらに手間がかかったが、味は抜群にいい。
そうそうタコがあったっけ。今年最後の大井漁師市でタコも手に入れたんですね。小さめのタコだったけれど、スゴーく元気のいいタコ!いつまでも暴れまくって、内臓を取り出すのが大変でした。タコは頭(本当は胴体らしい)をひっくり返して内臓を取り出す。そして又戻してその胴体と足を塩でしっかりもみ、そして洗う。ヌルヌルしたタコがすっきり滑らかな感触になるまでもみ洗いです。吸盤がしっかり手にくっついてくる、それをはがしはがしもむというわけ。大きなタコだとモー大変。恐怖におののきながらタコとの格闘です。その時の私の顔はもの凄いことでしょうね。
そのかわり小物だと楽なものです。最後は熱湯でお好みの柔らかさに茹で上げる。私はちょっと生っぽい方が好きなので、今回のは3分~4分かな。
サラダ用の野菜は何かあるかしら?ありました、キュウリとカブが。サラダにはキュウリやカブのようなしっかり固めの野菜は、生そのものより、塩でちょっと水抜きしたほうが抜群に美味しいのです。大事なのは塩を自然塩にすること。どんな塩でも同じでしょうですって? いや凄く違うのです。自然の塩のほうが抜群に優しい味になるのです。是非お試しあれ。
バゲットは?ちゃんと冷凍庫に保管してあります。最近嬉しいことに名古屋でも美味しいハード系のパン屋さんがちらほら出来ました。美味しいバゲットは冷凍しても美味しいのです。勿論もう一度焼きますよ。
ということで今夜は冷蔵庫であるものでのメニューとなりました。
*生ハムメロン
*知多の魚介と野菜のサラダ
*ミートボールとソーセージのオレキエッティ
*ロールキャベツ
ワインはさっぱりした洋食に合うピノノワールかな。ワイン選びは夫にお任せです。
孫たちはこんな洋食にもナイフ・フォークを上手に使って食べるようになりました。食べなれないものにはいつも躊躇しているゆめちゃんもパクパクとやっています。
あれ?大好きだったはずの生ハムメロンが2個残っています。
「生ハムメロンもう要らないの?」
「え!食べてもいいの?」たいちゃん、ななちゃんが声を揃えて言います。
そして何個づつ食べたかと言い争っている。
要するに食べたいのに我慢していたということなんです。
私はそんな孫たちに感動していた。だって子供はふつう遠慮なんてしないもの。食べたいもの我さきにと取るのではないかしら?
孫たちも帰り、賑やかだった夕食の後かたづけをしながら、そんな気遣いのある子供に育てた娘夫婦にも感謝をしている私でした。