再びニューヨークに戻ります。
お一人様旅歩きが続きます。
完成されたグランドゼロを訪れることにしました。
3年前にはまだ建設中で、殉職した方々の写真が並べられていました。
9・11同時多発テロの当時を思い出します。
我々夫婦と娘とニューヨークにいました。
その日は雲一つない青空の、
翌日帰る予定なので、チャイナタウンにでも行ってみようかなんてコーヒーを飲みながら話していました。
そこに突然ラジオから速報です。
急いでテレビをつけると・・・・後は日本で観るのと同じです。
いつ帰れるかわからない、洗濯しなくちゃ。
ホテルの下のランドリーに行くと、いつも大勢いたプエルトリカンの従業員は一人もいない。逃げるのの早いこと。
新聞を買ったりして25セントをたくさん集め、やっと洗濯完了。
現金がほんの少ししか残っていないのでATMに行ったり。
旅行者はレストランでカードを拒否されたからです。
カードの国なのにと憤慨です。
食糧の買いだめにと近くのZabarsに行くと、エッツ!ほとんどない。
昨日までは山のようにあったのに。
皆考えることは同じなんだー。
翌日から急に寒くなり、厚手のセーターを買いに5thAvenueに行くといつもはクラクションを鳴らしせかしているタクシーがいない。
こんなに道幅があったのかと思うほどガランとしている。
Streetはバリケードが張りめぐされ、ピストルを持った警官が何人も警備している。
ダウンタウンを見ると、煙がいつまでも立っている。
ニューヨーカーは足早に歩きながら携帯で電話している。
半パンのツーリストは皆ゆったり?とレストランでお茶を飲んでいる。
我ダンナほ電話をかけまくり、走り回って、早く帰れるよう算段している。
お陰で4日後には無事帰宅できましたが。
話したらキリがないので止めます。
私なりに思い出のWorld Trade Centerです。
いろいろな建造物があるのです。
102階のエレベーターは$37です。
エーイ! ちょっと高くない? でも折角来たんですから。
エレベーター内のスクリーンにはニューヨークのグランドゼロからの景色が年代を追って映し出される。
そして下りると狭い通路に立ち止まらされ、下の写真の作りものに、ニューヨークの人々の日々の生活が次々と映し出される。
そして最後に幕が開き、102階からの景色が露わになるという仕掛け。
何ともったいぶった仕掛けでしょうか?
でも効果は抜群です。
それから各々102階からの景色を堪能するという仕組み。
さすがのアイディアに脱帽です。
ハドソン河にはジェット機が着陸可能なことがわかりますね。
早く映画「ハドソンリバーの軌跡」を観たい。
周辺のビルとイーストリバー
チケットを買う際、シニアというのが目に留まりました。
ダメもとで言ってみたのです。
「私はシニアだけど今証明できるものがない」
「どこから来たの」
「日本」
後から領収書を見て、シニアの料金$35になっていたんです。
日本人ということで信じたのかもしれないけれど。
。アメリカではシニアは65歳からですって。
日本人は少なくとも10歳は若く見えるのにね。
ちょっと嬉しかった!信じてくれて。
たった$2ドルのことでしたがね