今日からお正月気分から脱却、いつもの毎日が始まりました
少しだけのんびり、そしてすごく慌ただしい日々の後だったので、これまた新鮮な気持ちです
*中華風のばら肉と大根の煮物(冷たいおせちに、温かいものが加わるとホッとします)
長くて短い年末年始 2014・1・4
年末年始は東京からの息子家族が帰って来るので、娘のところと合わせると総勢10名になる。よってきちんと計画を立てることから始まる。
年末はおせちは勿論、息子、娘家族の夜具の用意、お墓、お仏壇の花、おもちの手配、それに加えて新年をきれいにして迎えたいと掃除も欠かせない。
何でそんなにやるの? と自分を呪いたいのだが、これも性分だから仕方がない。
年末ぎりぎりにもうひとつ大仕事が増えた。
鶏ガラスープ作りだ。
わが家は特に冬になると鶏ガラスープは欠かせない。一つ一つ冷凍庫から消えていく鶏ガラがとうとう底をついたのだ。
そしてそんなバタバタの年末の30日に息子達は到着した
30日 「ばぁばのラザニアが食べたい」
メインディッシュは4歳になる息子の一人息子、祐君に何度も念を押されているラザニアで決まり。頂きもののマスクメロンもある。パルマの生ハムとの“生ハムメロン”は孫達の大好物なのだ。ちょっと熟し過ぎているかもしれないが大事にこの日のために取ってある。それにサラダをたっぷりと。それでも足りなければ、前日からお泊りの孫のたいちゃんとの共作、ロールキャベツもある。おせち料理は温かいものが少ないのでと、たくさん作ったものだ。
キッチンには夫が買ってきたバケットの香ばしい香りが漂っている。
さー、大賑わいの夕食が始まった。
一番下のゆめちゃんはもうじく4歳になる。そこで今回初めて大人達は食卓で、孫達4人は居間の机で食べるようにした。結構お利口にきちんと食べられ、お嫁さんが「こんなことも出来るようになったんだ」としきりに感心していた。正直言って、「なにしろ、我ら大酒飲み家族。あまりガンガン飲むのを子供に見せつけるのも」という思いもあったからだが。
幼子のいない食卓は、お酒のピッチが速くなる。
31日 夕方、稲門クラブのクリスマス会で当った「八百彦本店のおせち」が到着した。
お重に入ったおせちは持ち上げるとずっしり重い。鰆の焼き物、合鴨の煮物、鮑の柔らか煮、数の子、金箔をのせた黒豆の他、鶏肉で巻いたフォアグラ、ブイヤべーズゼリーなどの洋物も加わって、30種類以上にはなるだろうか。
「箸をつけるのがもったいない」なんてのは始めの話。型崩れするにつれ、やはり外食の味である。せっかくの頂きものだが、飽きてくる。
そこで〝豚バラ肉と大根の中華風煮物“の出番となった。
冷たいおせちに、温かいものをいただくとホッとする。
元旦 1年の願いを込めて初詣。
今までの忙しさは何だったの? というほど時間の流れはゆったりしている。
夕食は大みそかに娘が詰めた、わが家のおせちの登場である
今年は八百彦のもあるというので、少な目にしてある。
黒豆、数の子、牛肉のごぼう巻き、出し巻き卵、お煮しめ、焼き魚、かまぼこ、牛肉のタタキ、チキンのマリネ等、お重に2段、こちらもきっちり、きれいに詰められている。
今日の温かいものはというと、中華料理店「松楽」の焼売を用意してある。子供達はこれにも我先にと飛びついている。
手前味噌ではあるが、やはり手作りに勝るものは無い。きちんとダシが利いていて、薄味。馴れた味ということも手伝って、飽きがこない。
やはりおせちは手作りに限る。
2日 息子達は7:30p.m.の新幹線で帰る予定である。
息子、娘家族が名古屋ドームに行っている間に、早い夕食の用意に取り掛かる。
今日は〝鶏の味噌鍋“。ここで年末の忙しい最中に作った鶏ガラスープのお出ましである。たっぷりの奥美濃の古地鶏と野菜を、より深い優しい味にしてくれるのだ。旨みのエキスを全部吸い込んだ味噌雑炊の美味しかったこと! 八丁味噌大好き人間の息子も満足したようだ。
鍋は大勢で食べるべし。
そして4日に娘とたいちゃん達は帰って行った。
しかしこの年末年始、よく食べたのは勿論だが、よく飲んだ。わが家のとっておきのシャンペン、ワイン、日本酒はすっかり無くなった。あるのは外に転がっている山のような空瓶。
娘の残した言葉がいい。「ご馳走様でした。食べ尽くした毎日でした」
隅々に溜まった綿埃を掃除し、山のような洗濯をし終わって、私のお正月は終わった。ドッと疲れた体で思うのだった。
「皆が来てくれ、食べ尽くし、飲み尽くしてくれる今が一番幸せかな。子供に手がかかった頃が一番懐かしく思い出されるように」と。
よく飲みました。大晦日に飲んだお酒達(お婿さんはビール党なので5人で飲んだことになるのにね)