シーフードのパスタ(半分に分けてくれました)
ロブスターのサラダ(これも半分にしてくれました)
これがサラダ?
一番楽しみにしていたレストラン『デル・ポスト』
ニューヨークに独自のアイディアでイタリアンの先端を行く男、マリオ・バターリ。そのマリオが現在腕を振るっているレストランが『デル・ポスト』。
1999年にマリオが最初に開いた、カジュアルな『ルパ』、ファンシーな『バボ』、2店ともすばらしいレストランでした(そう言えばもう1軒行っていました。スペイン料理『カサ・モノ』。安くて、美味しいという評判だったのに、油ギトギトの若者好みで私にはボツ)。
オーソドックスな料理をかたくなに守るイタリアンシェフの中で、マリオは異質な存在と言えるでしょう。クリエイティブなニューヨークだからこその存在でしょう。
店構えもさすがです。ゴージャスなのにシックで品のいいデコール。
アペタイザーは“ロブスターのサラダ”と3ヶ月熟成させたパロマ産生ハム。“ロブスターのサラダ”は鮮やかなオレンジ色のソースが大きなロブスターにかかっている。これがサラダ? そう言えばブロッコリーが2本と乾燥オレンジがロブスターにのってはいますが。食すると、ロブスターの旨味と今まで食べたことがないスパイシーなソースがフワーっと口に広がる。勿論ウマーイ。でも「おぬし、何者?」
パスタは蟹と貝のシーフード。これも味わったことがない。中南米の香辛料、ハラペーニヨが使ってある。ピリ辛ですごく美味しい。これは私も真似てみよう。
メインディッシュはグリルしたポーク。上等のバルサミコ酢で煮込んだスペアリーブをグリルしたのであろうか。これもまったく今までのとは違ったもの。あまりの美味しさに骨をしゃぶっていましたが。
マリオは中南米の香辛料もマスターしたようです。日本料理に中南米の辛さを加えて独自の味に仕上げた『ノブ』の松久信幸氏の影響もあるのでしょうか。