11/13(日)
昨日のブルーノートとはまったく趣の違った大衆演劇を楽しんできました。
どんなもん?、とにかく行ってみをまいか?ってなノリで、名古屋の下町、大曽根にある鈴欄南座に行ってきました。
大学のOB会、稲門クラブの事業の一環で、大衆演劇の鑑賞というでした。
子供の頃、浦和のお祭り以来の大衆演劇です。
出し物は「三条すすむ初公演」
本当にたいしたものです。心から感心しました。
座長の三条さん、演技もアドリブもたいしたものです。頭のいい方なのでしょう。小気味いいアドリブで場内をわかし、女形の踊りの色っぽいこと。
流し目の色っぽいこと。何ともいい女と思わせてしまう。
役者と観客の一体感、これはテレビでは決して味わえない醍醐味ですね。
感心したのは、着物のセンスがとてもいい。洋服的感覚で観てもとても素敵。
鈴蘭南座は久かたぶりでお目にかかったような、昔のソウルフルな劇場。
トイレは男女共同の古い、古い建物。働いている人も古い、古い根性のある女性。何十年も変わらず続けている、ゆるぎない逞しさがある。
観客もうれしくなるほど、熱心なおばちゃん達。
大衆演劇団は全国に178もあるそうです。私の子供の頃はすごい数だったでしょうね。
私は思う。
あの熱心なおばちゃん、ばーちゃんがいなくなったらと。
この大衆演劇の関係者の皆さんも日本の文化を支えているのです。
もっと若い方々も足をのばして、生身で体験してはいかがかと。
演者は若い人も頑張っているのです。
毎日違う演目に挑戦しているのです。
昔からの文化を絶やしてはいけないのです。