毎月1回のイタリア家庭料理教室、第2火曜日クラスは皆さんベテラン主婦。いつもは11時からのお昼が、今回は皆の都合で夜に実行、久しぶりの夜のクラスになりました。
いつもの和風のイタリア家庭料理ではなく、気分を変えて中華料理に。
フラン料理のコースに、口直しで、シャーベットをいただくようなものかな。
中華料理といえば、化学調味料たっぷりというのが相場ですが、わが料理教室では無化調、化学調味料はいっさい使わないというのが特徴です。
ですから、鶏ガラスープも勿論自家製、それにガラはガラでも名古屋コーチン。
これは上等なダシがでるんですね。中華に、イタリアンに、日本料理にと、わが家では欠かせないものです。小分けにして冷凍しています。わが家のラーメンはこの鶏ガラで、野菜たっぷりのタン麺風。勿論無化調。
この日の中華メニュー
*春巻き
わが家の春巻きは、ちょっと高価な干し貝柱入りというもの。
豚肉、白菜、ニラ、竹の子、干し海老、春雨というかなり贅沢な具入りで、無化調
のオイスターソースが味の決め手かな。
*鶏砂肝のあえもの
これは万人向けのパーティーなどにはピッタリのディッシュ。
持ち寄りパーティーのお土産にもいいですよ。コリコリした砂肝の食感としょうがの
爽やかさがいいんです。これは随分前から飽きずに作っていますね。
鶏砂肝は処理していない、丸のまま買うこと。
砂肝はさっと煮立った湯でアクや汚れを取り、水から長ねぎとしょうがと一緒に
茹でる。
砂肝の端の固い部分を取り除き、薄くスライスして、しょう油、砂糖、酢、ごま油の
調味料とあえるというもの。
*サンラータン
酸っぱくて、辛いという触れ込みでニューヨークのチャイニーズレストランではよくあ
るのに、日本ではあまり見かけないスープ料理です。
これは名古屋コーチンのガラが本領発揮してくれるレシピです。
豚肉、豆腐、竹の子、干ししいたけ、干し貝柱、春雨を鶏がらで煮る
塩、しょう油、紹興酒、こしょうで調味し、水溶き片栗粉でとろみをつけ、溶き卵を
まわし、仕上げに酢、ラー油を加えて、熱々を食卓へ。
お好みで黒酢をちょっとたらと、乙な味に仕上がりますよ。
酢と黒酢で酸っぱさを、こしょうとラー油で辛さを出すもので、中華料理ならはのコ
ンビネーションで、やみつきになります。これからの寒い時期にいいスープです。
この日から実業家の熟女が入ってくださいました。
賑やかなベテラン主婦の中で、気落ちしてしまうかと心配しましたが、
「とても楽しかった。このクラスで今後お願いしたいです」とのこと。
よかった。
好評により、これからも時々中華や日本料理を入れての「和風イタリア家庭料理」といくとするかな。