直しているつもりだけど壊しているのかもしれない。 -6ページ目

直しているつもりだけど壊しているのかもしれない。

ハーレーに乗り始めて15年経ちました。

発注していたパーツも届き、トントンと組み上げていったのですが・・・

う~ん、ロッカーボックスが汚い・・・

プッシュロッドカバーもカムカバーも交換し、シリンダーは耐熱塗料で塗りなおし、ヘッドはエデルブロックの新品。

ロッカーカバーだけがメッキ浮き、錆びで汚いんですよね・・・

と言う事で改めてロッカーカバーも米国の通販に発注。本体230ドル、送料70ドル。

送料が洒落になりませんが、それでも日本で買うよりお徳です。・・・そろそろ米国に残してきた秘密口座の残高が底をつきそうです。


・・・と言うことで腰上OHは再び小休止です。


冬眠鉄馬


冬眠鉄馬

ミッションのサイドにあるクラッチリリースカバーも交換します。

こちらのほうがカムカバーより重症。

冬眠鉄馬

外したところです。

左側の出っ張っているところがクラッチリリースのプッシュロッドです。


http://ameblo.jp/springermania/entry-10134107414.html


で説明している機構で、クラッチリリースカバー側に収まっているプレート(正式名称はInner ramp)にプッシュロッドが押されて、バネで押し付けられているクラッチを開放する=クラッチが切れる、という事になります。


冬眠鉄馬


交換したカバー。ヤフオクで3000円くらいで購入。(ピンボケ失礼)


冬眠鉄馬

ちょっとトラブルありまして、パーツを発注。日本で安価なのが見つけられなかったので米国の通販使いました。

それなりに時間かかりますので、その間にカムカバーとクラッチリリースカバーの交換です。


メッキの浮きや剥がれが結構気になる状態でした。

冬眠鉄馬

相変わらず作業に集中すると写真を撮り忘れます。

経過の写真はこんなのしか撮っていませんでした。

タイマープレートを外した、その下にあるガバナーです。

純正だと無いのかな。私のは点火をポイントに変えています。


冬眠鉄馬


で、一気に作業終了の写真。

一応ピカピカになりました。交換後のカバーはV-TWIN製の社外品です。


冬眠鉄馬



ガスケットはコメティック http://www.cometic.com/default.aspx のメタルガスケットを使いました。

結構高性能らしいのですが、その辺は意識せずにセットで買えば重複ないかぁ~程度のノリで買って、後で気付いた次第です。


で、悩み。


こっちがストックのガスケットなのですが、オイルラインのところは逃げ形状があり、Oリングが入るようになっています。


冬眠鉄馬


この下の写真がコメティックのメタルガスケットを入れたところ。

Oリングもぴったりサイズが無く、もしかして紛失?とちょっと焦り。

よく見るとOリングの入る逃げ形状もなく、もしかしてOリング不要のデザイン?

コメティックのHPでマニュアルを探したり、ネットをググりまくりましたが、結局Oリングが要るのか要らないのかわからず。

とりあえず今回は無しでヘッドを組み付けました。

問題あればオイルの滲み・ダダ漏れ等で兆候見られるでしょう。


冬眠鉄馬


コメティックのガスケットはヒロチーさんで扱っているようです。

C9749が私の使ったものですが、年式、モデルで複数あるようです。


C9749はモデル名書いていませんが、別にFLT/FXR用があるので 84-88のソフテイル用と一応推察。

買うときは販売店に確認してみてください。

C9750が84-91のFLT/FXR用です。プライマリーの形状が違う分別になっていると思います。

C9751がヒロチーでは89-91のFXD用と書いていますが、メーカーのHP見ると同年式のソフテイルも含みます。

プライマリーにマイチェンが入ったタイミングです。

C9748は92-99で全モデル用となっています。変更点はロッカーカバー形状にマイチェンが入ったのと、全モデル対応となったのはプライマリーが一種類になったためですかね。

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原付バラしていたころは、こんな工具使わず指先でギュッと押し込んでなんとかしていましたが、さすがにハーレーサイズともなるとピストンリングコンプレッサーは必須。

ハーレーには写真のバラせるタイプが良いです。


冬眠鉄馬

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最初はこちらのタイプを買ってみたのですが、これはシリンダーの上からピストンを入れるタイプになります。

これでも作業はできないことは無いですが、


冬眠鉄馬

①シリンダーにピストンを入れる。

②ピストンが入ったシリンダーをスタッドに挿入する。

③シリンダーを途中で保持しつつ、シリンダーの下からピストンをちょっと出して、コンロッドとピストンを組み付け。

④引き続きシリンダーを途中で保持しつつ、ピストンピンクリップを組み付け

 

「シリンダーを途中で保持しつつ」の作業がプロ環境の整っていない私には煩わしいかなと。

上のバラせるタイプだと、

 

a) コンロッドとピストンを組み付け。

b) シリンダーをスタッドに挿入する

c) シリンダーの下からピストンを入れる。

d) コンプレッサーをバラして取り外し。

 

という手順になります。

 

実はリアバンクは下のコンプレッサーを使い、a)~d)の手順で組んでから、組んでいる途中でバラせない事に気が付き、ちょっと頭がMADに。

勿体無かったですが、ヤフオクで格安で買ったものだったので、破壊してばらしました。

その後改めて冒頭のコンプレッサーを購入してのフロントバンクの作業になりました。