今ちょうどショパンコンクールが開催されています。

これは世界一と言っていいほど権威あるピアノのコンクールで、
ビデオ審査を通過した参加者による事前審査の後、
一次、二次、三次、ファイナルの審査が三週間にわたり
ショパンの故郷ポーランドで行われています。

しかもこのコンクールは5年に一度と、オリンピックよりスパンが長く、
参加年齢が16歳から30歳までと決まっているため、
出場するだけでも難しいのです。

おまけにスポーツとは違い、レベルに達していないとなると、
一位なし、ということもあり、
一位を取るのは実力と運だけでなく、
更にもう一つ持っていないと無理でしょう。

そんなコンクールが、前回の開催からネットで
ライブで演奏が聴けるようになり、
音楽ファンにとっては楽しみな毎日です。

今回一次予選に進出した日本人12人から
現在お一人がファイナルに進んでいます。

どこの国の人であっても素晴らしい演奏が聴けることがうれしいですが、
日本人の小林さんも応援したいです。

そして、使われるピアノは4社から各自が自分に合ったものを選びますが、
日本のヤマハがスタンウェイを抜いてトップという選定結果に。

ピアノメーカーも社運をかけた勝負をしているので、
そんなピアノの音の違いも楽しみなところです。

更に、今年は4年に一度のチャイコフスキーコンクールと、
3年に一度の浜松国際ピアノコンクールも開催され、
この3つが重なるという贅沢な年でもあります。

ちょっとおもしろそうだな~と思われたかたは、
ぜひチラッと聴いてみてくださいね。
時間帯によっては、コンクールのライブ中継が聴けますよ。

その動画はこちら → ショパン コンクール



さて、この二週間、体調を崩していましたが、
やっと少しずつ回復の兆しが見え始めました。

と言っても、まだ家事をするほどの体力はないのですが、
目を開けていたり呼吸をすることが無理なくできるようになってきたので、
もう少ししたら昼間も座っていられるかなと思います。

体力が戻るまで、もう数日は無理をせず、
来週くらいから起きて過ごす時間を増やせたらと思います。

この間、たくさんのメッセージやコメントで
温かい励ましの言葉をいただき、
本当にありがとうございました。キラキラ

また、様々な健康法や体にいいものの情報をいただきましたが、
お返事もできずで申し訳ありませんでした。
お心遣いに感謝です。

何より、ブログを読み続けてくださり、
メッセージを受け取ってくださることがうれしく、
みなさまからいただいたコメントの一つ一つから
たくさんの元気をいただきました。黄色い花


昨日のお話にもつながりますが、
好きで情熱をかけてがんばり続けるものが、
今の私にはブログで、

仕事がどんなに忙しくても、ちょっと体調が悪くても、
一日遊びに出かけても、睡眠時間を削ってでも
毎日3時間~5時間かけて欠かさず書き続けています。
気がつけばすっかり趣味の範囲を超えていました。笑

ピアノももちろん今も弾きますし大好きですが、
振り返ると私はいつも何かを表現し
伝えることが好きなのだなと思います。

好きというか、私にとっては表現し伝えることが生きる意味で、
何も表現しない、伝えないで生きるのは
なんだかぽっかりと穴があくように思います。

ブログもピアノも、別に体調が悪いならやらなくていいと思うのですが、
ただ生きただけの一日がもったいなく感じ、
できる範囲で今必要なかたに届けられたらと思うのです。

それが原動力となり、エネルギーとなり、
元々持っている以上のパワーが湧いているように思います。


そんな中、ふと周りを見渡すと、
いつの間にか一年、二年前の景色とは違う場所に
自分がいることに気がつきました。

この体調を崩していた二週間ほどの間に、
たまたま来た友達からのメールや、
SNSで目に入った懐かしい場所や集まり、
昔大好きだった本や絵、音楽…

一つ一つに触れるたび、
あ、これはもういつの間にか過去のものになっていたんだ、と感じたり、
いつの間にかこれがこんなに大切な存在になっていたのか、と気づいたり。

古くなり遠く離れてしまったものや、
古くから共に変化しながら続くものがあり、

新しいものがしっかり定位置を確保し
自分の中にすでに根付いていることを知ったり。

変わらないものって本当にないと改めて感じ、
この一、二年で、自分がどれだけ変化したのかを知る二週間でした。


あんなに近くにあったのに、知らない間にこんなに遠くなったのだなと、
寂しく思うところもありますが、

それと共に懐かしさや愛情、感謝や敬意があふれ、
今が本当に手放す時なのだなと感じました。

若い頃はどんどん入れ替わっていて、
気づくヒマもなかったように思いますが、

年を重ね、これでお別れですよという合図もないのに、
ああ、この人とのつながりがもう終わるのだ、と
遠く離れる前にわかるようになり、
その最後を味わうようになりました。


人とでも、家や学校、会社など場所でも、なんでもそうですが、
昔は別れる時はただただ寂しかったように思います。

また会いたい、またいつかここで同じように過ごしたい、と
思いながら別れたように思います。

今も寂しいことに変わりはないですが、
それ以上に感謝や尊敬が大きく、
例えば人なら、違う世界でも素敵な人生を、と
愛と願いを込められるようになったなと思います。

別に誰かと何を話したわけでもない、
特別な出来事があったわけでもない、
ただ寝ていただけの二週間でしたが、

さりげなく通り過ぎる人や物、場所との
今の自分の関係を知った懐古的な時間でした。

もう戻れませんよ、あなたは新しい世界にすでにいるのですよ
と言われたように感じました。

この二週間はそんな切り替えの時だったのだなと思います。


そんな時に寝たまま目を閉じてショパンコンクールのライブを聴いていたら、
舟歌が流れました。

ショパンがたった一曲だけ作曲した舟歌は、
キラキラと明るいベニスのゴンドラに乗っているような曲なのですが、

実はこの明るい曲は、失恋を三回は経験しなければ
弾けないと言われる曲です。

ですが、はじめて若い頃に聴いた時は、
全然寂しそうでもないし、最後まで堂々としていて、
この明るくキラキラした曲のどこが別れなの?!と思いました。

そんな曲を聴き、
ああ、今ならこれが別れの曲だと分かるなと思いました。

寂しいけれど、そんな想いに飲み込まれる以上に、
愛があるのだと感じました。
さすがはショパンの晩年の最高傑作です。

ちょうどこのタイミングで流れたその曲を、
何度もしみじみと聴き入りました。

人生の岐路に立ち別れの時が来たら、
こんな風に別れたいなと思いました。

どんな人や物、場所との別れでも、
大好きだったものにエールを送りながら、
キラキラとした笑顔でお互いに新しい世界に旅立てるといいなと思います。

(ご興味のあるかたはこちらをどうぞ。→ショパン 舟歌

別れの切なさと、送り出す気持ち
そして自らも新しい一歩を

まさに人生は自分で舵をきるゴンドラで
川の流れに乗りながら漕いでいくものですね。

やっぱりショパンは素晴らしいですね。キラキラ

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プロフィール
北山裕子 

瞑想歴20年。和歌山市在住。

摂食障害を治すため、藁にも縋る思いではじめた瞑想で潜在意識とつながり、
自分の奥底に眠っていた本当の自分(潜在意識)と会話ができるようになる。

その後も続けていくうちに、宇宙とつながり、
次元を超越した体験や不思議な体験を重ねる。


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Yuko Kitayama


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