☆産後うつは中医学でいうと「心血」不足 中医学で身を守ろう
昨日は「眠り」をよくするコツ(養生法)についてお伝えしました。
中医学的には、「眠り」には、
「心」
の健康状態が表れると考えています。
眠りのほかにも、
・不安感
・考えがまとまらない
・物音にびくっとしてしまう
……
などなども、「心」が不調のときに表れやすくなるんですね。
そして「心」は「血」がタップリないと、元気に働けない!
「産後うつ」は、「血」の消耗により「心」に負担がかかってメンタルに来る症状で……なんて、理解できたら身を守れるひと、いっぱいいますよね!
産後は「気」と「血」がとても消耗しています。
そして、ベイビーちゃんたちは、まだ昼夜がないし、大人の都合関係なく生きているので、お母さんはゆっくり眠れません。
この状態って、「心」にメチャクチャ負担がかかってるんです。
ただでさえ消耗したところに、さらに負担がかかると、「心」の働きである、「回復に必要な深い眠り」を得られず、「不安感のない安定した心持ちや健全な判断」を失ってしまいます。
これ、まさしく「産後うつ」の状態ですよね。
だから、中医学では、できるだけ、妊娠中から「気」と「血」をタップリに補充しておくことを考えます。
産後も「気」と「血」を回復しやすい食事を選択します。
「産後によい薬膳」なんて最近はいろいろと出回っていますが、要は「気」と「血」を回復させる効果があるもので、お腹に優しいものを選ぶといいんですね。
そして、一番大事なのは、「気」「血」が消耗した産後は、できるだけ身体をラクにして、回復最優先に過ごすこと。
中国では、産婦さんを「西太后」に見立てて、家族全員で大事にするそうですよ。
中医学で考える「心」は、西洋医学でいうところの「心臓」とは違います。
たまたま同じ言葉を使っているので、初心者の方は混乱しやすいですよね。
心だけでなく、肝も脾も、全て西洋医学でいうところの臓器とは別の概念なんです。
でも、ここが一度整理できないと、中医学の世界を楽しめない!
今はネットでも本でも、中医学の面白ネタがいっぱいあるので、意味が分かると一生楽しめます。
「気血」や「五臓」の、
★言葉の意味
(何のことを言ってるのか、どんなものを指すのか)
★働き
(健康なときの役割)
★不調のタイプと対処法
を、予備知識ゼロの方に分かりやすくお伝えしているのが、
です。
この中の、
第2講 「心」とメンタル
では、「心血」が不足するってどういう状態なのか、どうすると改善するのか、分かりやすくお伝えしていますよ!
中医学や薬膳の本やネットをいろいろ見たんだけど、いまいちスッキリ腑に落ちないという方は、ぜひこちらで「中医学の言葉遣い」と「理解するためのベース」を腑に落としてしまってくださいね。
札幌リアル開講、4月からスタートです!
こちらのメルマガ読者さんから優先的にご案内しますので、気になる方は今のうちにご登録なさっておいてくださいね↓↓