前回：アシックスSWK【Rオレンジ】注入するのはグリスだけではない…の話へ戻る
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【グリス投入】とは別のところでもSWKの物語は始まっていた。
これは8月後半の話。
先日、お客様にアシックス硬式グラブSWKをご購入頂いた。
（ご購入、有難う御座います）
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それも二人も同時にだ。
（見ているか矢沢・・・）
全く同じ日に別々のお客様からSWKのグラブをご購入頂いた。
テンションが3割増しになる。
（調子が良いときは4割増しになることもある）
本体カラーは・・・
ライトブラウン
＆
Rオレンジ
どちらも【手揉みオイル型付け】のご注文を合わせて頂く。
SWKの中で一番の人気を誇るのは【ライトブラウン】カラーだ。
ライトブラウンは使い込んでいった先に見える景色が他のそれとは異なる。
独特の渋みが出てくる。
お茶に例えるなら急須で入れたようなにごりが旨みとして出てくるあのお茶のような感じだ。
こちらは型付け前のRオレンジ。
ここ数年、高校生を中心にこのカラーが爆発的な人気を誇っている。
しかもメーカー問わずだから面白い。
SWKもその流れに乗っている。
ライトブラウンの次に人気なカラーがこのRオレンジである。
ん！？
そもそもSWKとは何だ？
・・・という方は1年半前のブログ記事を是非、読んで頂きたい。
ここに貼ってあるリンクをクリックすれば1年半前の記事にタイムスリップ出来るように設定している。
（これにはマーティやドクもビックリするだろう）
タイムスリップしたあとは元のこの時代（ページ）に戻ってきて頂きたい。
【手揉みオイル型付け】を施していく。
同じSWKでもお客様のご要望や好みの型というのは様々だ。
ご要望に沿って、レース間隔を調整していく。
そして【完成】。
並べて記念撮影だ。
SWKの捕球面はたしかに広めに作られている。
そして指先の長さもそこまで長くない。
捕球面のフェイスを見ると
「かなり小さめのグラブなんだな」
・・・と思う方がいらっしゃるみたい。
でも実際に御来店頂いて手に取ってみると
「あれ？そこまで小さすぎないですね」
・・・という感想になる方が圧倒的に多い。
指先が短いと目の錯覚でグラブ全体が小さく見えることがある。
このSWKもそうなのだが指先から土手までの長さを実際に計ってみると約28.5ｃｍあるので通常の内野手のグラブとさほど変わらない。
二遊間用のグラブとしてだけではなく、サードを含めて内野３ポジションに対応できる大きさと深さの設計となっている。
今までSWKをご購入頂いた方のポジションもサード、ショート、セカンドと様々だ。
【バックハンド捕球】がし易いグラブというコンセプトというのは昨日の記事で書かせて頂いた。
最近ではプロ野球を観ていても解説の方の話の中で「バックハンド（逆シングル）」というキーワードがよく出て来るし、アマチュア野球でも「バックハンド捕球」を練習しているチームも非常に多い。
でも今のところまだ「バックハンド」というのが特別な技術という認識が少なからずある気がする。それを意識して練習しているからそうなのだろう。
そして・・・
「バックハンド捕球がしやすいグラブ」と私が言っている時点で特別な技術として意識してしまっているということだ。
これがいつの日か何も意識しないで【普通レベル】にまで落とし込めたときに内野手として【更なる高みへ】行けるのではないだろうか・・・
・・・と密かに思っている。
「バックハンド捕球は特別な技術ではない」
・・・というところまで達したら、今とはまた違った景色が見えるかもしれない。
そんな願いを込めて・・・
グラブブルペンに置いてある
SWKの店頭サンプルに刺繍を施した。
BackHand
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おいおい・・・
いくら店頭サンプルとはいえ、これでは思いっきり意識してしまっているではないか。
でも
最初のうちはそれでいいのだ。
【有意識】を経て、【無意識】という境地に辿り着けるのではないか。
とりあえず意識してみよう。
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それにしても奥が深い。
無論、この物語はまだまだ続く。
まだまだこれからだ。
（次回へ続く）
アシックス
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