水いぼとホメオパシー | ~自己治癒力で、もっと元気に、幸せに!~ 札幌のホメオパス ふじやまみちこのMagical Healthy blog 

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心と体のバランスをとり、自分らしく健康になるツールのホメオパシーに惚れ込み、札幌でホメオパスをしています。ホメオパシーをはじめ、クラニオセイクラルセラピー(頭蓋仙骨療法)などの可能性ある代替療法も日々研究&実践中!


「子どもの水いぼが急に広がったんだけど、
ホメオパシーでできることは?」

と先日、質問がありました。

水いぼに合うレメディーとしては、
一般的には
「Thuj スーヤ」がよく紹介されます。

スーヤの原料はニオイヒバ。

水いぼに限らず、
軟らかい、増殖力のあるできものやポリープ、いぼ全般に合います。

スーヤにはマザーチンキ(原料をアルコール抽出した母液)もあります。
すーっと清涼感のある森の香りのハーブ液です。

水いぼには、このマザーチンキを薄めて塗り、
スーヤのクリームがあればその上からさらに蓋をするように塗り、
レメディーとしてスーヤをとる。

という方法が、一般的におすすめできます。

また、
水いぼが、硬くなっている場合には
Nit-ac. ニタック や
Caust. コースティカム
Ant-c. アンチモニューム・クルーダム
もいいです。


ちなみに、スーヤのマザーチンキについてですが、
水いぼではなく、単なるいぼなら、
薄めず原液で塗るといいです!
うちの長男は、足の小指にできたいぼが、これで見事に取れました。

ただ、水いぼのような、増殖傾向のあるものには、
原液だと逆に増えることもあるので(ハーネマンも言っていました)、
薄めるほうが無難だと思います。

と、話が少々それましたが、
一般的には、上記の方法がおすすめは、できる。

でも、病気・症状というのは、
一般化できない「個別」の部分にカギがあったりします。

今回、質問してくださった方のお子さんは、
よく聞くと、水いぼが広がる直前に、
お友達づきあいの中で、
心乱されるような大きなできごとがあったとのこと。

だったら・・・・

「いぼ」という表面上の症状から導き出すよりも、
「心」の部分に着目して合うレメディーを考えると
いいと思うんですよ。

うちの次男、
以前、手首に赤いプツプツ発疹ができて、
非常に痒がっていたことがありました。
アトピーのような湿疹です。
保育園でも痒がって、血が出るまで掻いたり・・・。
いちおう病院に行くと、まあ標準的なんですが
薄いステロイド剤と
抗生物質入り軟膏が出されて終わり。

もちろん、私としては使う気がなく、ホメオパシーのクリームで対処。

そして、痒い湿疹に合うレメディーをとらせました。

しかし、なかなか治らない。

で、これまでの経緯を改めて振り返りました。
すると、思い当ったのは「Ign/イグネシア」。
「別れの悲しみ」がキーワードのレメディーです。

これをとらせて、10日間ほどで、はっきりとよくなりました。
以後はゆっくりですが、自然に治癒。

次男の発疹がひどくなったのは、ちょうど4月の進級時期。
慣れ親しんだ教室、安心して慕っていた先生とお別れして、
ちょっとだけ環境が変わったときでした。
同じ建物だし、今までの先生もちょこちょこ見てくれているから
大丈夫だろうというのは、大人の考えでした。

別れのレメディーで、発疹が消えていくのを見たとき、
こどもってやっぱり、割引なしでなんでも100%経験しているんだなと思いました。

くだんの水いぼのお子さんの場合だと、スタッフィサグリアが、よさそうかな。
フォスフォラス、イグネシア、ライコポディウムも考えられますが、
そこらへんは、それこそ健康相談でじっくり話を聞かないと。
(各レメディーについては検索するとでてきますよ)

とりあえず、キットからスタッフィサグリアを試してみるよう、お伝えしました。
それとともに「水いぼはあんまり気にしないように」というのも。

せっかく出ているものをむやみに抑圧するのは、
ホメオパシー的観点からいうと、
むしろ病気の芽を育てること。

発疹も排出のひとつです。
排出=からだから余計なものを出して、健康になろうとする動き。
だから皮膚から何かを出す意義というのに、敬意を払いたいわけです。

「水いぼ」とは、正式には「伝染性軟属種」といいます。
ポックスウィルスというウィルスの感染で起こりますが、
感染力はさほどでもありません。

以前は水いぼができたら、プール禁止!
などと保育園、幼稚園などではいわれていましたが、
感染力が弱いことが認知されて、
最近ではだんだんプールOKになってきている様子。

皮膚科医に聞くと、つまみとっても、小さいものはとりきれないから
やっぱり再発するそうです。
そして、とってもとらなくても、半年~1年、長くて1年半ぐらいで自然に治ると。

年齢が高くなると、もっと早く治るし、
一度かかれば免疫もできます。

とびひになるようなときは、また対処が必要ですが、
(合うレメディーがあります)
通常「ほっておいてもいい」!

そして、水いぼが出たのをきっかけに、
子どもの心の動きに目を向けるのがいいんじゃないかなと思います。