前記事で生理痛にホメオパシーがいいと書きましたが、
じゃあどんなレメディーがいいのか!?という話です。
実は、ホメオパシーのレメディーはたとえ同じ生理痛でも、その人によりどれがフィットするか異なります。
咳でも、頭痛でも、腹痛でも。
単に病名・症状名で選ぶのではなく、「あなたの」咳は?「あなたの」頭痛は?と個別の違いにより、レメディーも変わってくるんですね。選択肢は広い。そして面白い。
とはいえ、生理痛において登場回数の多いレメディーはいくつかあげられるので、今日は4つほど紹介します!
自分の生理痛にはどれが近いか、イメージしながら読んでもらえるとうれしいです。
■生理痛のときに役立つレメディー 4選■
Bell.ベラドーナ(セイヨウハシリドコロ:植物)
よく子どもの高熱に使うレメディーですが、実は生理痛にもヒットしやすいです。
急に痛みが襲いかかる、激しく骨盤周りが痛むような生理痛。
と同時に、子宮=下腹部あたりは重くて、熱くて、充満している感じ。血がどっと子宮に集まっているような重さとうっ血感、熱感。時には臓器が下に押し出されそうな気さえする。
経血は鮮血で多量。においが強いことも。
1、2日目など短期間にドバッと噴き出すようにたくさん出血するが、わりあい短い期間で生理は終わる。
短期間/激しい/熱感/充血感/ドバッ/ がキーワードでしょうか。
ちなみに……Bell.の和名「セイヨウハシリドコロ」は、この植物を食べると気が狂ったように走り出すことから名づけられています(!)。近年でも、山菜と間違えて摘み取り天ぷらにして食べてしまった一家が、次々に家で倒れて救急搬送され入院したという事件があったそう(1995年・長野県松本市)。中毒となった家族は顔がほてって瞳孔が開き、幻覚を見て錯乱し暴れるなどの行動もあったとか。それぐらい「激しい」「急性」の症状にいいのがこのハシリドコロのレメディーBell.なのです。
Mag-p.マグ・フォス(リン酸マグネシウム:鉱物)
キューッと子宮周辺が引きつるような、痙攣するような痛みが襲う。
思わず体を二つに折って、お腹をぐっと手で強く押さえつける。
そんな生理痛にはこのレメディーが第一選択肢。
経血はやや暗い色で粘り気が強めなら、なお合うはず。
痛みはとにかく冷えると悪化し、カイロや湯たんぽで温めたり、熱めのお風呂に入ると良くなる。そんな基調があるのもMag-p.が合うサインです。
ポイントは 二つ折れ/強く押さえると好転/温めると好転/痙攣性の痛み
Sep.シイピア(イカスミ:動物)
女性ホルモンのアンバランス状態に抜群で、生理痛のみならず、生理周期の乱れや、PMS、更年期にも幅広く使えるのがこのシイピア。
Bell.と同じく生理痛のときに骨盤内臓器が下方へ落っこちそうな感覚があって、そのため足を組みたくなる傾向も。
感覚だけでなく実際の下垂、つまり子宮脱の傾向や、骨盤底筋の下垂による尿漏れに悩まされる人にも合う。あと冷え症の人、過去にホルモン剤を多く使った人。
痛み自体も外へと広がり、太もものほうまで、あるいは背中まで痛むことあり。
生理時にはそんな下腹部痛とともに、頭痛やめまい、吐き気などを伴うことも多い模様。
また、生理中は気持ちがイライラと敏感になり、本来は家族愛がとても強いのにその愛する家族に話しかけられたり、まとわりつかれるのが無性~~~に嫌になるときにとても良い。
下垂/広がる痛み/家族・愛する人を嫌悪/冷え症/ピルなどホルモン剤の影響 は特徴です。
Puls.(ポースティーラ:植物)
思春期の生理痛、中でも生理が遅れがちな人の生理痛によく合う。
痛む部分も痛みの質もコロコロと変化しやすく、そのため落ち着かなくて、泣きたい気分。
生理痛とともに頭痛、めまい、下痢、嘔吐、腰痛、乳房痛を伴うこともある(この点はSep.と似ている)。
生理前のおりものが多い傾向。
慰められたり、さすられたりすると好転する(これはSep.と逆。Sep.なら構われたくない)。
新鮮な空気の中を歩くと好転。通気の悪い室内や、足を濡らすことで悪化するときに合う。
キーワードは 思春期/めそめそ/コロコロ変化しやすい痛み/なぐさめで好転/新鮮な空気で好転 など。
ほかにも子宮後屈の場合の生理痛、痛みとともに大量出血でフラフラする生理痛など、それぞれに合うレメディーがあります。沢山の種類があるので最適なものはぜひホメオパスに相談を。
生理中のすごしかたでは
・冷やさない、温める(シャワーではなくしっかり入浴)
・目をなるべく休める(子宮・卵巣の気を枯らすから。スマホ見過ぎ注意)
・小麦、砂糖、揚げ物控えめに(炎症起こしやすくなるので)
・緑黄色野菜や魚はとりたい(抗炎症作用)
・カフェイン注意(血流悪くなり痛みUP)
などは覚えておきたいところ。
できれば生理期間以外のふだんの生活でも意識すると、生理がだんだん軽くなることは期待できます。
なお、大きな子宮筋腫や難しい子宮内膜症、進行した腺筋症などがある場合は、手術が最善と判断されることも当然あると思います。手術は手術で大事なこと。
様子を見ましょうの猶予期間は、ぜひ生活習慣の見直し+ホメオパシーなど試してほしいですし、
手術をするときには、回復をすみやかにするためにホメオパシーを活用してください。
そう、手術前後には、出血、痛み、癒着、傷あとなどの防止&改善にホメオパシーはとてもいいですよ。
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