満月の夜にこんばんは。
ホメオパスで和のお手当て人の藤山です。
ホメオパシー健康相談では、いろいろなお話を聞かせていただきます。
というのもホメオパシーのレメディを選ぶ際は(現代医学で薬を選ぶのとは全然違うのです)
心も体も、過去の現在も、一見いまのお悩みとは無関係にみえることも、重要な要素。
ゆえにホメオパスが投げかける質問は、相談者さんにとって、
「え?」と思いがけない角度であることもしばしばです。
その結果、はからずもご自分の人生を俯瞰で振り返ることになることも多くて。
すると、そのとき
ご自身の奥から、本人も長らく忘れていたような、
だけれどもとても大切な思いが
ふと口をついて出てくることがあります。
それはまさに金言ともいうべき言葉で、
聞いているわたしは、「尊いものが今ここに現れた!」と思わず興奮します。
まぶしい感じ。圧倒されてありがたいような気持ち。
実際ほんとうに、光がぱっと差しこんだみたいに部屋の空気も変わるんです。
そういうときは。
今日のご相談でもその瞬間を感じました。
「『子の人生を奪わない』と、わたしは決めたんです」
との言葉でした。
その相談者さんのお子さんは、いわゆる「普通」とは異なるすてきな個性の持ち主です。
しかし個性というのは、常識バリバリの一般的な大人からすると
抑え込みたくなりそうなものでもあります。
ですが、この方は全然否定せず、ごく自然に受け入れ、
その子の行動も選択も100%賛成して応援する様子がすばらしくて。
(相談の主訴とは関係ないのですが)そのおおらかな子育てスタンスはどのようにして獲得したのか?気になり質問しました。
その方は、
過去に命にかかわるとてつもない衝撃の出来事を経験したおかげで
「今生きていることがすごいこと」で
「人はそのまま在るだけですばらしいのだ」という境地になった
…という旨のことをお答えになりました。
出来事によりその〈究極〉の境地を実感したことで、
人生のあらゆる問題は実はそうたいしたことはない。
その人がその人であることを尊重する、それだけでいい。
土台、自分はその人にはなりえないのだから
自分の経験で相手になにか押し付けることには、本当に意味がない。
と思い至ったとのことです。
たとえば子どもが普通とは違う道を志す。たとえば学校に行かない。
という状態だったとしても
それはその子の人生であることを決して忘れない。尊重する。
途中、子どもが失敗したり困ったりすることもあるかもしれないけれど、
それもまた大切な人生の一部。
先回りしてそれを摘み取るようなことをしないほうがいい。
だれしも自分で経験をしたいはず。経験を外からつぶすべきではないのでは。
もしその子があと1か月、1週間の命だったと考えたら?
それでも「学校に行け」と言うだろうか?
あれこれ押し付けるだろうか?
導こうとするのは、未来があるとあたりまえに思い込んでいるからだけれど、それは本当だろうか?
今こうしておけばうまくいくから、と本来わからないはずの未来を予測して、我慢を強いたり誘導するって、どうなんだろうか?
限りある短い生だとすれば、その貴重な時間を、本人のやりたいこと・してみたいことで謳歌してほしい、まっとうしてほしいと願うのでは?
目の前にいる、自分ではない一人の人。別の人格である人。
その人を真に尊重するなら、奪ってはいけない。
……とつくづくわかったからです、とその方は語ってくれました。
見ていてハラハラしても、心配でも、その子の「人生を奪わない」。
なんて強く、美しい言葉だろう。
母の全面的な尊重と見守りを得たそのお子さんは、今とても良い感じに自分の道を歩んでおられます。
ああ、わたしはしょっちゅう奪っている。先回りして、誘導して。と反省もしました。
「人生を奪わない」(&自分の人生も奪わせない!)
忘れないでおこうと思います。
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