(前回のつづきです)
ならば・・・今のままではだめだと、痛烈に思いました。
がぜん、自然療法に目が向きました。
ハーブ、野口整体、アロマテラピー、そして、ホメオパシー。
本を読んでできる範囲のことから試しました。
ホメオパシーは、まずは雰囲気がなんとなくおしゃれで信頼できる感じの
「マリエン薬局」から、セルフケア用の小さなセットを購入して試しました。
しかし、効果のほどはイマイチよくわからず。
そもそも、そのセットについてきた小さなメモ書き程度の情報からでは
レメディ選びの勘どころが、よくわからない。
でも、ホメオパシーには何かがあるはずだ、とにかくこの森の全貌が知りたい
という気がどうしてもしたので、
「プロへの相談」をすることに決めました。
日本ホメオパシーセンターの東京本部に聞くと、
遠隔地に住んでいるなどして直接相談に来られない人向けに
「通信相談」もやっているとのこと。
当時、北海道にホメオパスは一人もいなかったので、
ここはもう「通信相談」が最善です。
さっそく申し込み、7,8ページにも及ぶ質問票に書き込んで、郵送しました。
数日後、1か月分のレメディが送られてきました。
種類は3種類だったでしょうか。
毎日飲むもの、週に1回だけのもの、などがいくつかありました。
それを1ヶ月間飲ませてみたけれど、
覚悟していた好転反応のようなものは一切なく、
引き続き、ふつうに風邪も引くし、
拍子抜けして「きかなかったのかな~」と思いました。
でも、ふと2,3ヶ月後に気付いてみると、
風邪はたしかにその後も引いたけれど、
保育園を休むほどのことはなく、今までに比べると軽く済んでいます。
そして、生まれてこのかたの下痢便が、かなりおさまっています。
保育園の先生からは「最近の○○くん、元気で積極的になりましたね」
などといわれます。
体の調子がよくなったから、性格も明るくなったのか?
レメディとることで、本来のやんちゃさが出たのか?
よくわかりませんでしたが、とにかく全体として「元気度」が上がっています。
なにか今までとは違う車線に入った感がありました。
同時に「この子は本来、元気な子なんじゃないかな」という認識が私の中に生まれ、
そのために、本来の状態に戻るのを「待つ」ことが、
少しずつできるようになりました。
熱を出しても、咳が続いても「このままでは大変なことに」
「早く病院で手を打たなくては」とは思わず、ある程度ゆっくり構えられる。
思えば、今までの薬の使用は、わたしの「あせり」が拍車をかけていたようです。
(つづきます)