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3月11日からのヒカリ



今回『3月11日からのヒカリ

というプロジェクトに

参加させていただいたのですが。




このプロジェクトは

気仙沼市内の方たちが

実行委員となって

企画したもので、


ひとりひとりができることは

とても小さい。

しかしその営みのもとにはヒカリがあり、

営みのなかには生み出す力がある。

心に記憶を刻み、

これから進む未来へ明かりを届ける

灯火となってほしい。


という願いを3本のヒカリにこめて、

夜空へ届けよう

というプロジェクトです。




実行委員代表、気仙沼市長の挨拶、

歌手畠山みゆきさんの詩の朗読の後、

3本のヒカリが点灯されました。


(残念ながら写真にはヒカリが

うつりませんでした・・・)






写真はツアー中、

仮設住宅にみかんを届けたときに

見せていただいたものです。


NPO団体スポアートサポートとうかい OFFICIALBLOG-仮設慰霊祭



負けない。

忘れない。

頑張ろう。

天国から見守ってください。

安らかにお眠りください。




さまざまな思いが刻まれているのを見て

とても胸が痛くなりました。





みかんを届けた際、

「ありがとう」と笑顔で返してくださる方もいれば、

「だれ?何?」といった表情で

軽い頷きをみせるだけの方もいらっしゃいました。



その表情を見て、

迷惑になっているのではないか、

不快に思っているのではないか、

望んでいないのではないか、

と不安に思いました。




私たちは震災を体験していないからこそ

今明るく、

「頑張ろう!」

「ボランティアにいこう!」

と言えるのであって、

彼らの中には、

「何もしらないくせに。

 幸せに暮らしているくせに。」

と思う方もいらっしゃるのではないか

と感じました。






今回のツアーで、

作業だけが復興ではないことを知り、

さまざまな思い、考え、気持ちがあることを

改めて感じ、

現地の人間じゃないと分からない

気持ちがあることを感じ、

複雑な気持ちになりました。





今後どういった活動が必要か、

それが本当に必要とされているものなのか、

彼らはどう感じるか、


ひとつひとつを慎重に

吟味する必要性を感じました。



だれのために、

なんのために、

どういう思いで、

どういう目的で、


すべてをはっきりさせて

自覚をもつ必要があると強く感じました。






現地へ行ったことがないひとは

ぜひ一度は彼らや彼らの土地に触れてほしいし、

これからも継続して支えていきたいと

改めて感じました。





まとまりのない文となりましたが、

報告は以上です!





加藤胡桃