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年末年始ボランティアその③ 12/31

「大晦日だー


という気がぜんぜんしない…」

いつもテレビをみて年末年始を感じているんだな-と実感。テレビが年末年始特番やってればどんな時期でも大晦日の気分を味わえるんじゃないか?とも思いますね(うるせー)

昨日のもちつきで今年の対外的な活動は終えたようで,今日は小泉地区の被災について各土地を周り説明をしていただきました。場所によっては,被災して亡くなられた方もいらしゃったそうです。
手を合わせ,想いを寄せると胸が熱くなりました。


2年半まえにここを訪れて以来だったのですが,その時に見た景色も多くありました。
「復興がすすんでないなぁ」という言葉も参加者の中からは聞こえました。

まったく同感で,住む場所や観光地,商業施設などは復旧してきています。しかし昨日イベントをした仮設住宅も2年半前と変わらないものです。行政の決定がない限り,住民との合意形成がされない限り,「GO!」の合図はできないということでした。復興に向かってどんどん進んでいきたい!とかんがえる一方で,「できる事があるのにやれない」といった無念もそこにはあるのだなぁと。

<この橋の下の川をサケが産卵しに上ってきていました>

遠くにいてはわからないよなぁこういったこと。と思いました。しかし東海地震があったら?自分たちはどういった行動を起こしていくべきだろうか。おなじことが繰り返されるのか。課題は多い,だからこそ自分たちの地元でやれることも多いのではないかと思いました。

<津波被害のあとは消えない>

津波てんでんこ


この言葉はみなさんもご存知かと思います。


津波が来た時はてんでんこ(それぞれ)に逃げる。
自分の命は自分で守る。

遠い昔から語り継がれてきた子・孫を思う気持ちが胸に染みました。

僕らSASTの活動は主に『伝えていく』ということがメインになってきました。
そんななかで,「なにを伝えていくのか」というところがボヤケてしまうとなかなか伝えたいものも伝わらない。自分たちのあたまで考えるのも大切ですが,被災地を訪れたり,話を聞いたりしていくことでそこがまた明確になってくるんじゃないかと思いました。難しい!けど前へすすんでいく!

長くなりました。読んでいただけて感謝です。
つづきはまた随時公開していきます。

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