スワッピング③のつづき。
個人的には①でいいと思います![]()
②はスワップにより利息をセーブできたら、その分について受取利息を計上するという処理方法。なんかこれはTACでダメって習いましたね。理由はなんでしょう。受取利息は預貯金や貸付金等から生じるものしかいわないから?ってとこでしょうか![]()
③を推す意見としては以下のようなものがありました![]()
この意見はヘッジ会計(※)についても、言及しています。
(※)金融商品に関する会計基準
1
.ヘッジ会計の意義
29. ヘッジ会計とは、ヘッジ取引のうち一定の要件を充たすものについて、ヘッジ対象に係る損益とヘッジ手段に係る損益を同一の会計期間に認識し、ヘッジの効果を会計に反映させるための特殊な会計処理をいう。
「上記①
の設例で支払利息勘定を使用しているのは、ヘッジ手段である金利スワップから生じる損益を、ヘッジ対象である借入金から生じる支払利息に対応させるためであるから、ヘッジ会計を適用しない場合、同様の処理を適用すべきでないと考えられる。ヘッジ会計を適用しない金利スワップは独立のデリバティブ取引として処理することとなるが、ここで金利スワップを独立の取引として考えた場合、その目的は利息の受払額を固定または変動させることではなく、正味のキャッシュフローを獲得することである。よって金利スワップにより生じた損益は利息勘定で表示するよりも金利スワップ損益勘定で処理したほうが経済的実態を表すとも考えられる。」
一見そうかな
とも思ってしまいそうだけど、なんか違和感がある
特に下線部。金利スワップはそもそも、将来キャッシュフローを「交換すること」つまり、「利息の受払額を固定または変動させること」であると思う。だから下線部はなんか違うと思う。
しかも、「ヘッジ会計を適用した場合、同様の処理を適用すべきでない」とあるが、ヘッジ会計を適用しない場合、スワップの時価評価差額を毎期損益に吐き出すのに対して、ヘッジ会計を適用した場合、損益を「繰延ヘッジ損益」勘定で繰り延べるため、毎年の損益に影響を与えないという処理の違いがある。
ここで問題というか質問。ヘッジ手段として金利スワップ(変動→固定)を用いるならば、ヘッジ対象はなにか。
これはおそらく、もともと支払う変動金利が正解。
ではもうひとつ。
ヘッジ会計はとヘッジ手段の損益認識時点を対応させることによって、ヘッジの効果を損益上ヘッジ対象表せるようにしたものである。
であるならば、ヘッジ手段で、「繰延ヘッジ損益」として繰り延べられたものは、最終的にヘッジ対象の「何」と対応させられるのか?
これはおそらく、「なにも対応させるものがない」というのが答えです。
「
変動金利の支払
」は
変動→固定の金利スワップを行っている状態では、
変動金利をもらう&固定金利を支払うため、
ネットすると「
固定金利の支払
」になってしまい、最終的なスワップ契約終了時に何か損益が発生するという性質のものではありません。
では、ヘッジ手段の繰延ヘッジ損益はどうなるか。結論としてはそれ自体が0になると思うんです。
金利スワップをヘッジ手段として用いる場合で、想定元本、期間がヘッジ対象と同一である場合、特例処理(=ヘッジ手段たる金利スワップを一切時価評価しない処理)が認められるのは、このように「ぶつけられるものがない」という理由からではないでしょうか。
いまいちまとまりがなくなりましたが、今回はこれでおわります。
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