お願い離さないで

きつくきつく握って…


絡めた指から伝わる咲人の温もりも

重ねた唇から伝わる咲人の熱も


いつか冷めてしまうと思うと怖くて仕方ないの


『っき…ぁ、とッ』

何度も何度も名前を呼んで


「ひつ…っ」


そこに
咲人が居ることを確認する


『もっと、もっとぉー…』


あぁ、

汗も体液も俺自身でさえも

ぜんぶぜんぶ
咲人と混じり合って溶けてしまえばいいのに


離れたくない
離さないで


「愛してる、」


絡めた指が
離れてしまわないよう

重なりあった熱が冷めてしまわないよう


俺は貴方にしがみつく


例えそこに居る貴方が虚像だったと気づいたとしても



(何故なら
咲人は俺に愛を囁かない)



貴方を感じていられる夢から醒めるよりは

ずっと

ずっとましだから
おじいちゃん←麗
父←葵
母←戒
長男←れいた
次男←るき




「母さん母さん」


『はい?』


「わひゃのひれははりょほはひな」


『入れ歯?
葵くーん、お父さんの入れ歯見てない?』


「入れ歯?
見てへんわぁ」


「わひゃの…」


『あ、れいちゃん
おじいちゃんの入れ歯見てない?』


「さっき流鬼が…」


『きいちゃーん』


カタカタカタっ


「何?」


『「「「あ」」」』


「わひゃのひれは!!」


『ダメよきいちゃん、それおじいちゃんのだよ』


「だってカスタネットねぇんだもん」


「返してやれよ…」


「お前気持ち悪ないんか?」


「ひふれひなやふはな!!」


「仕方ねぇなー…
ほら、」


ガツッー…


「ひたひ!!」


「流鬼、逆や」


「口に入ってないべ」


『丁寧に扱わないと…』


「ごめんなじいちゃん!!」


哀れなおじいちゃん麗
Dのライブネタ←



「ユーカリは何科か知っているかい??」


「何だよ急に」


『うっさん知ってるの?』


「あぁ」


「何や気取ってて鬱陶しいな」


「聞いて欲しいだけだべ」


『そうなの?』


「あぁ」


「「「認めた!!」」」


『じゃあ何科か教えて欲しいな』


「うむ、無知な貴様らに知識を与えてやろう」


「うぜぇ」


「何で上からやねん」


「貴様らって…」


『早く早くっ』


「ユーカリは…







太もも科」


そう言って
絶対領域を惜しげもなく披露した麗


『ほんとなの?』


「あぁ」


「…あのポーズがやりたかっただけだべ」


「疲れる…」


『凄い!!
うっさん物知りvV』


「はっはっはっ」


部屋には
麗の高笑いが響いてたそうな
愛の続き


「Naoさんってば本当、素直じゃないんだから
ねぇヒロト!!」


「あー…
うん、そうだね」


「声が小さいんだけど!!」


そんなこと言われたって
Naoさんのキモイって気持ちが痛いほど解るし

でも
何より、俺を見る沙我様の顔が怖すぎるんだなっ


「こ、声の調子が…ね」


「あ、そう」


(こ…怖い)


そう言い残し去っていく沙我様


『ヒロト君大丈夫?』


「Naoさん…」


『馬鹿な沙我君の相手なんてしなくていいんだよ?』


「うん…」
(しないとしないで怖いんだな…)


『あんなことしなくても、ちゃんと想ってるのにねぇ』


そう言ったNaoさんの顔は凄く優しくて


(Naoさんは大人なんだな…)


きっと沙我様の言った

愛とは受け取る心は
Naoさんにちゃんと届いてて

今のNaoさんは受け取った心を自分の中心に置いて

言ってたように
愛は中心、
心の真心になってて…


「そう考えたら
今の沙我様は下心と書いて恋になるんだな…」


沙我様もまだまだなんだな
「NaoさんNaoさんっ!!」


『何…沙我くん』


「愛とは何ぞや?」


『何、いきなり』


「質問に答えて

さあ!!
愛とは何ぞや!!」


『きもいよー…

愛ねぇ…真心??』


「それもいいね!!」


『じゃあ答えは何なの?』


「心を受け取るです!!


さぁ俺の心受け取っt」


『はぁ、くさいよ沙我君』


「あんっ」


「本当に沙我様こりないんだな」


「あいつの性だよ」


「虎シャレ??ぷ」


「違っ…」


「まともなメンバーが欲しいんだな」


苦労人ポンのある日